2013.8.25 走行距離 61,050km  フライス盤 デジタルタコメーター取付
 切削速度と回転数には一定の関係(n=1000V ÷3D)が有るので、大事だと思っていましたが、ハンディーのタコメーターが有ったので、 固定のタコメーター無でいいやと思ってきました。 でも、だんだんとやっている内に、やはり有った方が、回転数の確認が簡単なので、付けることに決定。

 肝心のタコメーターは、飯塚技研さんでキット(デジタル回転計ミニVer2)を利用しました。 値段は、送料込みでも3千円強です。安!!
上記の外、必要な品は、磁石センサー、専用ケース、5V電源です。 管理人の場合、手持ちのACアダプターを使ってはみたものの、電源を入れても 動作しなかった事をきっかけに、飯塚さんから出来の悪い電源の場合の指摘を受けて、買い足した。
品は、秋月電子のAC−DCアダプター(650円也〜) なのだそうです。
基盤を買って判ったけど、ACアダプターの、DCジャックの中心にある棒がSONYと違って太くて入りませんでした。SONY製だけが穴が細いのだろうか??



構  成
1、2013. 8.23  取付個所決定
2、2013.8.26 キット到着
3、キット組立本体
4、2013. 8.30トラブル
5、センサー基盤組立・同取付
6、 作業を終えて



1、回転形取付個所決定

 先ず、回転形のセンサーをフライス盤の何処に付けようかと、見渡すとスピンドルの下側にダストカバーが有ったので、 スピンドルにセットカラーを付けてセンサーを這わせればと思っていたが、掲示板仲間がダストカバーの真横からセンサーを入れてるとのことからパクる事に。 





2013.8.26 2、キット到着

 取付個所の算段が出来たので、早速注文しました。 飯塚技研は、迅速な発送です。 振り込んだら即発送。

 当初の購入キットは、 デジタル回転計キットミニVer2、とセンサー、専用ケースです。
    回転形の単位は、rpmですので、例の公式に直接あてはめられます。










 3、キット本体組立
 組立は、基板に部品を付ける作業が必要です。管理人は、いままでこういった細かな作業が無かったので、半田鏝から購入しました。
半田付けにも慣れ必要です。事前にここで学習しておきました。


写真左:今まで、半田鏝は、ダイソーの40Wを1本のみ。やはり安物でして、ガタが出てきたので、今回の作業をきっかけに白光のFX-600-02を購入。
    持った感じとしては、バランスが良い。 これなら、細かな作業はOK。 実際の作業は、ダイソー製で行いました。次回は、白光に頑張ってもらいましょう。

写真中:長時間の作業になりそうでしたので、ハッコー [633-01] こて台 も購入。
手持ちに半田の吸い取り線が有りましたが、細かな作業なので、吸い取器の方が良いように感じて、 これも後追いとなってしいましたが、goot はんだ吸取器 GS-108を注文。
この作業に入る前は、吸い取線だけあればいい環境でしたが、有る事がきっかけとなり、吸い取器が必要な事が判りました。

写真右: 作業は、基盤保持機を使ってやりました。 太平洋産業 製 ST-93 です。老眼の爺には必須(笑)
     確りと基盤を保持出来て安定感が有ります。




写真左:作業途中です。 こんな細かい作業がやった事のない管理人です。 最初の印象は、穴がちっちぇ〜(笑)
購入先の商品は、紙媒体の説明書が有りません。 代わりにネット上で見ることが出来ます。
半田付けが終わったら、洗浄してフラックスを落とせとなっていました。

写真中:説明では、ケースに入れる場合は組み立てる前に赤丸3つの取付ねじ穴を現物合わせすると穴開けが容易ですとなっていましたので、現物合わせで穴あけをしました。
    センサーへの線は、引っ張っても断線しずらいように、ホットボンドで、線の途中を団子状に固めておきました。

写真右:ケースに開ける窓は、フライス盤で開けました。回転数は被切削物がプラなので、超低速。



2013.8.30 センサー以外が出来たので、電源を入れてみましたが〜、、、、、トラブル〜↓   ↓




 4、トラブル
電源を入れても、うんともすんとも、飯塚技研さんに写真を送って問い合わせた。
赤丸内の電圧を測れ → 約1V

 返 答
電源を回転計から外し、電源単体で電圧を計測しても1.0Vなら電源装置が壊れていると判断できますが そうで無ければ回転計のどこかが原因となって電圧が落ちています。この場合は電源を交換しても直りません。

この場合
1.DCジャックと電源間の接触不良
2.DCジャックの半田付け忘れ
3.ICが壊れてIC内部でショートしたが考えられます
ソケットからICを抜いて(慎重に抜かないと足が曲がったり折れたりします)先ほどメールの 赤丸箇所の電圧を計測して5Vあれば3が原因です


電源のプラグ差し込み口を計測すると4.7Vでした。 結果を伝えると  ↓  ↓

原因がわかるまでICは挿さないで下さい
電圧が落ちてしまう原因には2通り考えられます
1.ショート(長時間通電すると電源がダメージを受けます)
2.接触不良

電源を抜いた状態で赤丸部分の抵抗値を計測してみて10Ω以下ならショート、そうでなければ接触不良の可能性大です

ショートの場合は
・半田ブリッジがある。隣のパターンと半田で接触していないか確認
・LEDと基板の間に切った電線が潜り込んでいないか確認
・センサーのケーブルの先端でショートしていることも考えられる
・電源を入れて銀色の部品が熱くなっていないか確認。熱くなっていたら壊れた可能性大です。交換以外に方法はありません
他の部品は回路上熱くなる可能性が非常に低いが、もし熱くなっていたらその部品が犯人

接触不良の場合は電源を入れて赤丸部分の電圧を測ると計測するたびに電圧が違ってくるはずです
とりあえず全半田付け箇所に再度コテを当ててみる。半田の盛りが少ない部分には追加。



電源を入れて銀色の部品が熱くなったと伝えた。  ↓  ↓

3本足なので基板を壊さないように部品そのものをペンチやニッパーで破壊し、それぞれの足がばらばらになった状態にしてから半田ごてで足を除去します。
交換前に電源を入れて赤丸部分が5Vになるか確認し、交換後にも同様に5Vになっているか確認した後にICを挿して下さい
確認時に電源の入切を何度か試してみて下さい、出来の悪い電源は入切時に定格外の電圧が出力される物が有り部品を破壊することがあります。





写真左:ニッパーで発信器を天端から端子の方にかけて切断をした。
写真中:何度もニッパーの刃を入れて、発信器は木端微塵
写真右:端子をこてで熱し、ペンチで抜き取ったところ,,,↓  ↓



あれ〜!!  銀色の部品の足は取れたが、足の入った穴に半田が入り込んでとれなくなってしまった!(^^ゞ
それに、3本足の真ん中の基盤の線が細くて脆弱のせいか、線が断線したように見えた。

(ある事とは) → 状況を伝え問い合わせると ↓  ↓ 


・スルーホールの半田はコテで溶かし固まらないうちに基板をたたいて除去します
・半田吸い取り機を使っても除去できます
・除去が面倒であれば電気的に繋がっていれば良いので穴の中に足を差し込まなくてもかまいません。



こてで穴を熱し、叩いて半田を落とす方法で穴から半田が抜けました。熱する加減が目視ではなかなか見極めることが出来ず何度かやった。ふ〜。
合成写真の左側が基盤の表。右は裏側。




発信器は、飯塚技研さんのご厚意により無償で送って頂きました。 注意事項 ↓ ↓
交換前に電源を入れて赤丸部分が5Vになるか確認し、交換後にも同様に5Vになっているか確認した後にICを挿して下さい。

2013.9.2 発信器が到着。 早速、発信器を取り付けです。  ↓  ↓
発信器を交換前に赤丸内を計測すると5.08V OK!、次に、発信器を取り付けて計測すると5.08V。
 さ〜、トランジスターを付けて、、↓  ↓







やった〜、デジタル表示板が点灯(*^_^*)

製品の特徴
 ・計測可能な回転数は20rpm〜99999rpmです。
 ・初期表示は88888になります。そして1秒後に0表示になります。
 ・センサーが回転を検知すると回転数が表示されます。回転が止まると表示はゼロになります。3秒で1回転しない物は計測できません。




 5、センサー基盤組立・同取付 
センサー基板組み立て

センサーは、DN652といいいます。 センサー基盤は、部品点数が少ないので簡単です。 自分は、ICソケットを使ってフライス盤に取り付けることにしました。




トランジスターの取り付け位置の収まり
取付個所は、ダストカバーを利用します。 ダストカバーの真横からエンドミルで穴を開けてトランジスターを差し込んであります。
先達者の方に教えて頂きました。

実際は、この絵とは異なりますが、事前に、収まりは、CADWELLで確認すると間違いが少ないです。
この時は、トランジスター〜ICソケット〜ICソケット〜導線〜センサー基盤の流れとし、配線カバーで保護しようかと。








写真左:ICソケットに導線を半田付け、むずい

写真中:プラリペアで、ICソケットを軽く付けておきました。

写真右:配線カバーの中に、センサー基盤とICソケットなどを入れて有ります。 いよいよ、点灯式、で、結果は?? 動画でどうぞ↓  ↓







仮付けの状態です。 デジタル表示で、回転数を計測出来た時は、嬉しかったです。
これから、回転数のチェックは簡単になりました。満足です。




 6、作業を終えて

 誰でもそうだと思うが、失敗をして学びます。 今回覚えた事
1、悪い電源は、電源投入の直後に、高電圧が流れる。
2、基盤の穴に入った半田は、熱し叩いて取るか、半田吸い取器で吸い取る。
3、水晶発振器の様な物の交換は、本体を破壊してから、基盤に残った足を取る。
4、半田の付け方。 5秒程熱した後に半田を足す。
5、基盤の小さい穴用の半田ごては、先っちょが尖っている。
6、突き合わせて半田付けする時は、基盤保持機で支えるか、一端をテープで押さえたりするとやり易い。
 結構、覚えたね(*^_^*)




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