2014.6. 8 走行距離 65,300km 卓上旋盤 切削油用ポンプ取付
卓上旋盤購入当初は、バイトは、サーメットでした。 ところがある日、兄から頂いたハイスバイトを試してみると、
仕上がりの良さに驚かされました。
次第に分かってきたことですが、フライス盤も旋盤も、びびりが発生すると、切削面が振動によってざらついてしまいます。
ビビり易い卓上旋盤は、なおさらのこと、低回で、切削せざるを得ないわけです。
兄から、聞きましたが、技能選手権の時は、ハイスバイトで、手回しで仕上げると聞きました。それほど、振動は影響するのです。
で、ハイスバイトは、サーメットと違って、切削油が必要です。こうしないと、すぐに刃が減ってしまします。 従って、ポンプも必要になるわけです。
構 成
1、必要な物
2、製作
3、使ってみて
2014.6.22 追記 PWM・DCモータ用電源
乾電池のままでは、電源の安定性に欠けるので、Coselのスイッチング電源をPWMの電源にしました。
2014.6.28 追記 廃油ライン
ポンプだけじゃ駄目です。廃油も考えてみました。
1、必要な物
・水中ポンプ
AliExpressでも、売っていましたが、運送費まで含めると、某オク製とほぼ同じでした。良さそうな出品者でしたので、某オクで求めることにしました。
Ali市場では、DC40C-2440という名称で売っていました。
某オクでのスペックは以下の通り。
特徴
・消費電力:3.25Wから26.4W
・定格電圧:DC24V
・電圧:5Vから24VDC
・最大負荷電流:1200mA
・最大流量:18L/min
・揚程が: 5M
・寿命:30,000時間
ポンプとりつけ途中の試験運時に気がついたのですが、9Vでも動作します。
実はその点が、取り扱い上便利でして、自分は、家に転がっていたAC12Vアダプターをポンプの電源にしました。
バルブ
以前もの太郎の安物を買いましたが、こいつは、バルブが甘くて駄目です。 そこで、メーカー品を買いました。
NOGAのMC12601と言います。
メーカー品ということもあって、流石にしっかりとしたバルブです。
固定用の磁石は強力で、ONOFFできます。 この辺は便利です。
ここまで来ると、試験が出来ます。 いざポンプをDC24V電源に直結すると、すごい勢いで、水が出てきましたので、回転数制御が必要になりました。
PWM
PWMとは、パルスによりポンプの回転数を変える方法のことを言います。
ある方から、ここを教わりました。
で、実際には、秋月電子で求めました。
ここは、中国製と思いますが、安価で良く利用させてもらっています。
PWM(スイッチング方式)DCモーター速度可変キット
=仕様=
■電源電圧範囲
・PWM回路用 5V〜15V
・モーター用 1V〜50V
■出力パルス
・周波数 約10kHz
・可変範囲 約2%〜約99%
■対応モーター
・DCブラシモーター
・最大電流 3A以下のもの
電源
電源は、とりあえず、家に転がっていたACアダプター(12V 0.7A)を利用しました。
電源単体と違って、フィルターをかませたりは不要なので、簡単です。 ただ、この先は、スイッチング電源に置き換えたいと思っています。
このアダプターは、定格0.7A、モーターは、定格1.2Aです、多分そういったことがあるせいか、特に、リセッタブルフューズなしで、無事に運転しています。
しかし、ショートなどによって、PWMやモーターが故障するかもしれないので、秋月さんのアドで、ポリスイッチを付けようかと思っています。
実験で、モーターのONOFF時に0.6mAでした。ポリスイッチの容量もある方から教わり、
1A程度のポリスイッチを付けようかと思っています。
ポリスイッチについて簡単に分かります。 ここ
2、製作
製作といっても、今回は、PWMの半田付け位です。
製作自体は、仕事から帰宅後の一晩で完了。
即試験が出来ました。 ところがです。一時は回ったと思っていたのですが、どうも接触が悪かったようでして、なかなか、接点不良の個所が見つかりませんでした。
半田付けもしなおしたり、していく内に、分かったのですが、端子を付けている基盤側の線が切れていました。
安ものなので、こういったこともあるのでしょうね。(苦笑)
3、使ってみて
ポンプにする前は、霧吹きで適当にやっていました。ま〜、それでも、切削油の効果があって、切削面がきれいでしたが、合間合間に吹き付けていたので、
危ないし、仕上げ面もそれなりでした。
ポンプで、一定間隔に切削油を給油出来たことによって、吹き付ける手間から解放されて、作業に集中できるようになったし、一定間隔で給油できるので、
仕上げ面もより綺麗になりました。今後、電源をスイッチング電源に置き換えようかと画策していますが、先ずは、大成功です。
2014.6.22 追記 PWM・DCモータ用電源
PWMキットには、LOGIC、POWER用に電源を設けなければなりません。
先達者の方や秋月さんCoselさんに色々と教わりました。
リセッタブルヒューズ(ポリスイッチ)
写真は借り物で実際とは違います
PWMキットの取説には、乾電池の代わりに電源を確保する場合、リセッタブルフューズを薦めていす。
ここに解説あり。
自分は、ポリスイッチの代わりに、テスター棒を入れ替えて電流を計測しました。
スイッチの入り切りで0.48Aでした。 上記URLの例だと定格使用電流を0.8で割っていますが、12V電源の場合、どうなのかは不明です。そこで、直接計測したわけです
直近上位の0.5Aに最終決定しました。
ちなみに、トリップ電流はItでここにItがあります。
実際どうかは、今後の様子見です。
電源
Cosel PBW50F DC12V電源です。定格の出力:2.1A 出力的は、モーターの1.2Aを十分超えています。
電源は、可変調整VRで、上限の14.5Vで使っています。
理由は、なるべく電圧を上げてモーターの回転数を上げたいからです、それと、
15Vまでなら、PWMのLOGICとPOWERの電源を共用できるので便利だからです。
電源の前のフューズは250V 1Aです。数値は、ある方から教わりました。理由は、スイッチ付きVRが定格で1Aだからです。
発光ダイオード
発光の加減をする抵抗は、ここを見ました。
電圧降下2Vを見て計算するそうです。14.5V-2 =12.5V
R=12.5v/(5〜20)mA (5〜20)→10mAとする
R=12.5v/0.01A
R=1.25kΩ 実際は1kΩを使いました。 幅があるようです。
発光ダイオードの足の長さは長い方がプラスです。注意です。
間違えると点灯しません。
ICソケットを使って、抜き差しできるようにしておきました。この方が、シャーシーに取る付ける時や交換の時に便利です。
2014.6.21 トラブル
この日は、注文しておいた、タカチのアルミシャー到着に備えて、配線の取り回しをやっていた。 いい感じになったところで、スイッチON
ところが、うんともすんとも!!!
点検している内に、ICを押し込んでみると、モータがブッブットと、あれーっ
どうもICとソケットが接点不良を起こしているようでした。 接点復活材を吹きかけたり、ICの足の表面に半田を行き渡らせて足を太くしたり、、状態は好転しません。
秋月のキットは安いけど、プリント配線が断線していたりと、トラブル続き。(;一_一)
さ〜、どうしようか、いきなり、ICを基盤に直付けするよりは、やはり、ICを交換や、ICソケットを交換して、駄目だったら、直付け。
半田付けしなおしたりの末、四苦八苦しましたが、無事に動作するようになりました。
写真は、PWMキットの裏側です。VRのホールに導線を半田付けしたが断線! 端子のプリント基板が断線! 切った部品の足で次の部品の足に結線した。
切れ端の線が痛々しいですね〜(泣)
2014.6.22
配線は、何度も検討し、やっと決まった。
シャシーは、タカチのUC型アルミサッシケース UC26-10-18AAです。 末尾のAAはホワイト系の色を示します。
千石通商さんで求めました。
アルミサッシケースには、ずっと、仮付けであったDROもシャーシーに収めました。
後からわかったことですが、本来は、別途、アングルとアルミ板が必要で、アルミ板に取るつけるようです。
2014.6.28 追記 廃油ライン
ポンプを設置したものの、コンテナボックスを転用した廃油受けがいまいちでした。 ボックスの底部に2cm位の傘として、廃油が残ってしまうのです。
オイル受けは、樹脂からアルミにした。 物は、調理器具のバットを転用。
排出を良くしたかったので、写真左側にあるベアリングプーラーで、底部を引っ張った。
バット底部にL型ホースニップルを付けました。
従前よりは、バット底部に溜まった切削油の吐け度合いが、かなり改善しました。
スイッチ付き可変抵抗は、止めました。
写真左:DCモーターを駆動させようとすると、つまみを目盛り板で言うと7位に回さないとポンプが稼働しません。少々かったるい(;一_一)
そこで、VRをBカーブからCカーブにした。100kΩ 0.06W 1A
交換後、目盛り板で言うと7から4位でポンプが動作するようになったので、使いやすくなった。
写真右:VR交換とともに電源スイッチも別途求めた。
結構、様になった(^−^)
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