2015. 4.18 走行距離 68,000km ML4 DRO装着
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2020/09/27追記
DROの電源が壊れてしまい、ACアダプターDC5電源を代替で使っていたが、Z軸が壊れてしまったので、精度1/1000のDRO と買い替えた。

2023/02/04追記
X軸のスケール故障により買い替え  型式:GCS898-T5
精度0.0005m
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手動操作を残したかったこともあったので、DROを装着することにした。 購入先は、貧乏人ので、Aliから、求めました。
で、いつも思うのですが、何処のショップに売っている品も、同じような恰好をしている点が、中華の特徴です。パクりあっているんですかね(笑
DROの紹介が遅れましたが、HXX社の製品でして、HPは、ここです。

購入時に相手から求められたのが、分解能でして、自分は、0.005mmとしました。 実は、お値段が、0.01mmと同じでしたので、お得かな〜と、即飛びついた次第です。




構  成
1、DRO到着
2、玉入れオイルカップ交換
3、DRO Y軸
4、DRO Z軸
5、DRO X軸
6、作業を終えて



1、DRO 到着
2015/4/20 トウチャ〜ク、注文日が2015/4/13日ですから、丁度1週間かかりました。
品が来た晩は、早速、梱包を解いて中身を確認、そしたら、、、、長さが、超いい加減、全て長めでした。 一例をあげると450mmの注文に対し、590mm!!
注文に際し、下の写真を示しLでオーダーしたのに、結果はL0とLを間違えた様です。



交換も面倒でしたので、取り付けを考えた結果なんとかなったので、良しとしました。長すぎた品は、Y軸用にした。 Y軸はフライス盤のベース(450mm)に添わせるので、結果的には、オーライでした。

しかし、これが計測器メーカーのすることかよ〜、とにかくチャイナは管理がいい加減です。


写真左:さー、これが、HXX社のDROです。 ワクワクドキドキで、開けたところです。
写真右:電源プラグを日本用に交換して、電源を入れました。 なかなかいい感じです(^^♪


購入時に分かっていたのですが、DROの表示器についている電源プラグが、中華と日本では合いませんので、明工社 接地2P15Aゴムプラグ ME2538と交換することにした。



2、玉入れオイルカップ交換




写真左:玉入れオイルカップは、オイルの注入には、今一です。DRO装着に伴って、ついでに交換することにした。
    方法ですが、タッピングねじをねじ込んで、ペンチで引っこ抜いたり、駄目な時は、φ8のドリル刃でもみました。

写真中:玉入れオイルカップの内側は、こんな感じです。 しかし、中華は粗悪品で、オイルさしを差し込んだら、中のボールが引っ込んだままになってしまった(;´・ω・)
    玉入れカップの外径 φ8mm

写真右:玉入れカップの代わりにグリスポンプを使える グリースニップル(栗田社製 GNB1K-10P B型67.5°タイプ)を付けました。 ねじは、G 1/8 首下5.5mm



    3、Y軸 DRO
ML4の場合、一番大変そうだったのがY軸です。 大変そうなY軸から取り付け方法を検討した。
このDROは、上方から切削油に強い感じでした。
図は、 → PDFへリンク





写真左:取り付け用ステーを作りました。 ML4のベースは斜になっているので、一定の離れを取らなければなりません。

写真中:Y軸の後ろ側になる取り付け部分です。オフセットと、高低差は、ダイヤルゲージで確認。

写真右:前側です。ステーに、左右方向に遊びを作ってあるので、左右方向を調整します。



エンコーダーとフライス盤のX軸の底盤に、アルミの六角棒にねじを切り、底盤部にある、オイル差しの穴にねじを切り、固定用に使いました。




写真左:アルミ六角棒(二平面幅13mm)を旋盤で雄ねじ(管用ねじ 1/8)用に太さ(φ8.5)に切削。 その後、フライス盤に六角棒を載せ、中心を合わせます。

写真中:ダイスでねじ切

写真右:既存のオイル差しの穴がφ8でした。これをφ8.5に拡大し、管用ねじ1/8に下穴を開けます。




写真左:とりあえず、六角棒1本で、DROとX軸定番を繋げます。

2015.6.18追記
写真右:アクリルでカバーを付けました。


4、Z軸 DRO
図は、 → PDFへリンク

Z軸に取り付けるDROエンコーダーを固定する為に、ヘッドのベースにある、玉入れカップの穴を利用します。

Z軸のベースだけは、XJ9512のテーブルに載せられました(笑


写真左:Z軸の前景です。

写真中:側面側、エンコーダーとコラムを固定するブラケットは、付属のアングルをカットして作りました。 t=6もあって確りとしています。

写真右:ブラケットとコラムは、アルミ六角棒にねじを切って繋ぎました。


5、X軸 DRO
図は、 → PDFへリンク


写真左:X軸は、コラムとテーブルの間に設置。狭くて、電動ドリルが入りませんので、人力で穴開け。 既存の玉入れカップの穴を利用したので、少しづつ穴径を拡大する分には、鋳物名なので、大丈夫でした。

写真中:ねじ切も、人力でOkでした。

写真右:T=5mmのフラットバーを使って、テーブルから浮かせています。 エンコーダーとテーブルを固定するブラケットはT=5mmのアルミを使い、グリスニップルでブラケットを固定します。




写真左:このDROセットには、カバーもついています。 X軸だけは付けられました。

写真中:残材があったので、表示器も仮に付けてみました。

写真右:ML4についている電源の線は短いので、1.25sqの長さ5mに交換しました。 中はすごく狭くて特殊なラチェットドライバーで何とかなりました。



6、作業を終えて
やっぱ一番むずかったのが、タップ立てです。 スコヤを使ったりしましたが、まっすぐ立てるのは、ムズイ。
今後は、早くDROの機能をマスターしたいですが、英語が問題です(苦笑



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