2019. 4. 5 走行距離 10,300km 集塵装置
集塵対策は、いろんな仕掛けで対策しないと駄目な感じです。
ここまで、フライス盤自体の壁、テーブルの壁、そして今回は、仕上げのカッター周りの集塵対策です。


構成
1、準備
2、アーしたい、こうしたい。
 ・吸い込み口周り
3、集塵機
4、作業を終えて





1、準備
ML4には、小さな切子ガードがついていますが、それを外して、残ったねじ穴を利用します。




2、アーしたい、こうしたい。
吸い込み口周り

希望
ワークの固定に合わせて集塵できるようにしたい。
従って、ノズルの角度が自由にできるようにしたい。
集塵は、カッターだけじゃなく、テーブルのごみも吸い取りたい。 で、集塵装置の内、吸い込み口周りをどうするかです。


課題
吸い込み口、ホース、以上をどうまとめるかが課題。


写真の2品は、モノタロウで買いました。
結局、合成写真左の吸い込み口ノズルは、吸い込みが悪くてやめました。

写真の右側は、ホースのクリップです。クリップ能力は、φ25〜φ40、実際はφ35くらい迄。


固定したり外したりが簡単にできます。




吸い込み口は、固定したり、外す機能のほかに、吸い込み時に角度が自由になる仕掛けが必要でした。


 前記の為、トルクヒンジを付けました。 ただ、この形に行きつぐまでには、トルクヒンジを固定する板の角度が微妙で
3回くらい試作しました。




次は、一挙両得のための仕掛け。
つまり、1つの集塵機で、2つの役目をする事。
1つは、カッターから出る切子の吸い込み、
もう一つは、テーブル周りの掃除


解決方法に伸縮ホースを使いました。伸縮ホースはさや管に入れます。

さや管は、VU呼び径50




そして、さや管の固定をどうするか


さや管の固定には、クルップの機能があるバンドがありました。
これも、モノタロウで売っていました。 

嵯峨電気興業製 60サイズです。









集塵対策は、自分の場合、フライス盤の囲い、
テーブルの切子ガード、そして、今回のホースなど、 こういった仕掛けで集塵装置をまとめました。
管の種類がVU管と掃除機用管、それに、洗濯機の排水ホースを使いましたが、
選択には苦労しました。何個も不要な品を買ってしまいました(苦笑

前記の通りやってきまして、今のところは、この写真の姿です。 吸い込み口からRYOBIの伸縮ホース迄の間を変えました。
 変更点
・ 吸い込み口→集塵機についていたものをカットしてつかっています。カットして吸い込み口の断面積を小さくしました。
この方が、切子を効率よく吸い込む感じがしました。ただし、実際に比べてはいません。

・ 吸い込み口から伸縮ホースまでの間 → TS45度継手とDV継手 インクリーザ40×30
   45度継手は、インクリーザと繋ぐためにmillで削って軽を小さくしました。



3、集塵機

今回は、5年経過の集塵機がだいぶくたびれていた感じでしたので、買い換えました。
Ryobi製 VC1150
買い替えの目安は、吸い込み仕事率です。
吸込仕事率=0.01666×風量(立方メートル/min)×真空度(Pa)
自分は、RyobiのVC-1150
風量3.0立法メートル/min
真空度 25kpa
従って、吸い込み仕事率=1250、しかし250Wの表示



4、作業を終えて
冒頭に少し述べましたが、フライス盤の切削を快適にするには、切削油を使うか否か、
切削油を使う場合、廃油をどうするか
切削油を使わない場合はどうするか、以上を整理すると  ↓  ↓
1、切削油を使用の場合
  切削油をドバっと吹きかけて、切子が噛まないようにする。切削油をふんだんに使うので、ポンプと廃油ラインを見合ったものにする。
  ・クーラントポンプ制御
   廃油は、フライス盤の受け皿に穴をあけて、廃油を流せるようにしていますが、少量なら、清掃が簡便にするため、
   テーブルからの廃油をクーラントポンプ付きバットに受けてもいいと思う。
  ・ML4ブロワ&掃除機

2、切削油を使わない場合、アルミの場合だと思う。
  ・ブロワーの制御
   間欠運転が必要になる、ML4ブロワ&掃除機の記事にPICを使った制御方法を参考にしてください。

  ・テーブルの壁
  以上の仕掛けで制御するようになると思う。




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