【バイク部屋へ】

ETC装着 2011.11.23 45,120km
 ETC補助金制度が有った時に、日帰りでETCを装着できなかったことから付けそびれてしまって以来、ずっと後回しにしてきたETCですが、より遠くの景勝地を見たいと思うようになり、購入。

 ETC設置もセルフです。

構 成
1、ステー製作

  オリジナルな外見をなるべく崩したくない自分です。 アンテナも外付けだと邪魔だし目立って嫌なのでカウル内に付けることにしました。
2、オープンバレル端子のかしめ方
 自分の様な素人さんには参考になろうかと。 普段見過ごしていた取説を良く見ると。
3、電源取
 配線処理等詳しく載っているエーモン工業の車弄りのねた帳が参考になります。
4、配線
5、使ってみて


< 1、ステー製作>

 先ずアンテナの設置場所です。
 諸先輩の話だと、取付角度はほとんど関係ないというので、フロントカウル内側に設置したいと思い、ステーから製作です。



 写真左:今回大活躍した工具がツボサンの鑢、スゲー切れ味!
    SUSも関係ないっす。 良い工具は使いやすい

写真中: 先ず、ボール紙で型紙を作り、次にアルミ製のステーを製作し、仮り付けして確認しました。

写真右:OKと思い、ホンチャンのSUSでステーを製作しました。T=1mmのSUSなら丈夫だろうし、特性も錆びないし。     やったね、、、、


    早速取り付けです。 いつもこの時が嬉しい、、と、とっころが〜  ↓  ↓  (^^ゞ



取り付けて、収まりを確認します。


写真左:上手くいったと思いきや〜、あ〜。 メーターパネルをつけようとしたら、収まりません。そうなんです。アンテナには厚みが、、、、(泣)

    しぶしぶ、作り直し。
写真中:こんどは、ダミーのアンテナを作り、仮設置。

写真右:カウルステーとETCステーの取り付け部は、ボルト止めです。接触により錆びられるのが嫌で、ゴムパッキンをかませました。
    上手くいきそうです。 左側のステーも製作です。





 <2、ギボシ端子のかしめ方>
かしめ作業も注意してみると、他人様と比べると出来栄えに差がある(苦笑)。 いまさらですが、電工ペンチの取説を良く見た。

写真左:ペンチはサイズが読める面が表、この面を顔に向ける。 端子は、2箇所あるかしめ部分の先側からかしめます。  この時、一気にかしめるのではなく、軽く潰し、端子を工具にはめ込みます。

写真中:端子を軽く潰すと、摩擦で端子がペンチから抜けずらくなって、安定して作業が出来るようになる。 この辺、この工具の微妙な使い方です。
    こうやって、工具に端子を固定し、落ち着いて、配線を端子に突っ込みます。

写真右:次に、端子の手前側のかしめ個所をペンチに挟んで、かしめます。
    これで、完成です。 後は、軽く引っ張ってみて抜けなければOKです。





 電工ペンチの紹介
 写真の電工ペンチはロブテックス製のFK-1です。 ETC設置作業の際、かしめの出来具合に不満だったので、事後に買い換えました。


 試しに、かしめてみると、エーモン製よりずっと綺麗にかしめられました。
 写真を良く見ると判りますが、内側にアールを描いて潰れています。 確りと、銅線を咥えているように見えますよね。
 工具の良し悪しで作業に差が出ます。 この工具は、1260円で購入しました。 買いですね!




 <3、電源取>
 TOMOさんに、基本を教えて貰いました。
1、分配をする場合何処から取るか?
 A:バッテリ→配線→メインヒューズ→分岐配線→各回路毎のヒューズ→各回路へとなっているので、各回路ごとのヒューズ以降の方がベター
2、半田の付け方
 Q:予備半田といって、端子と銅線に持っておいてから、双方に持った半田を溶かしこむ様にして付ける。

 で、自分は、電源どりはヒューズボックスに付いているヒューズ端子(茶/青の線)から分配しました。 この線はテール等に行っている線です。
 この線は、ヒューズの両端側にある端子の内、メインスイッチON時に12Vが来ていない方に接続しました。


 
写真左:VFR800の場合、フューズ端子を抜くには、写真の爪を赤矢印方向に精密ドライバーで軽く押してやると、ロックが外れますので、
    後は、ヒューズ端子を下側に押し出してやるだけでした。

写真中:ヒューズ端子です。端子のほぼ中央に穴が見えますよね。この穴に、ロックがかかる仕掛けになっていました。

写真右:大変だったのは、ヒューズ端子と銅線の半田付けでした。 両手を自由にしたかったのと熱により銅線を痛めさせたくなかったので、バイスプライヤーで固定しました。
    1、被服を剥く長さは大体3mm。
    2、付け終わったら、密着性を確認する為に軽く引っ張ってみましたが、剥がれることはありませんでしたので、これで、良しとしました。





ここまでやったら、やっつけじゃなく、配線にも気を使います。  ↓   ↓   ↓


 <4、配 線>

写真左:ヒューズボックスから分配した線は、コルゲートチューブに入れて、熱や雨から保護します。 そして、コルゲートチューブの端は、熱収縮チューブで覆って、タイラップで固定します。
    こうすると、見栄えが良い V

写真中:出口も収縮チューブで覆います。 ここまでやると、結構プロっぽい(^◇^)

写真右:暫定設置で通電させて通電を確認します。 ランプは、赤 → 赤・緑の点滅 → 緑 の様に変わります。
    そうそう、作業中は、表示ランプやETC本体、アンテナは養生しておきましょう。




赤矢印さや管:アンテナの線。Fカウルステーの所にタイラップで固定。
青矢印さや管:表示ランプの線、キーのレシーバーの所にタイラップで固定してあります。
黄矢印さや管:ヒューズボックスへ行くETC用電源の線。

補足
配線は、途中にタイラップでリングを作り、カウルステーにタイラップで作ったリングを固定します。

配線の注意点(取説)
1、曲げ半径 R=40mm
2、曲げ角度 片側45℃以上曲げない。
3、アンテナから5cm以内で曲げない。 たわみを持たせる等。




写真左:写真中央にある黒色のコルゲート管がアース線で、アースは、リアフェンダ固定ナットに共締めしてあります。
    黄色と乳白色のさや管には、共にアンテナと表示器の線が入っています。 線が長いので、ABS装置が無い自分は、 その空間に余った線を半円状にしておきました。
    電源は、テールランプの配線から分配しました。 この線も長いので、ETC本体をぐるっと回しています。

写真右:アンテナと表示器の線を入れた黄色のコルゲート管は写真の辺りを通して前方に走っています。 参考に温度を計測したら、50度から54度推移。  これなら、コルゲート管も配線も損傷しないで済むかもしれません。





写真左:ヒューズは1Aを使っています。

写真中:ETC本体は、シートレールの親柱の脇に大創のカメラケースを流用しました。105円也、なんちゃってETCケース(笑)

写真右: アンテナは、ステーの上にセット出来ました。



以上で、ETC本体、アンテナ、配線の設置は完了です。 最後に、スイッチオンで、最終点検、最後に緑の表示ランプが点灯、OKです。
 後は、試験です。 ↓  ↓  ↓






 <4、使ってみて>

 写真左:外見上、ETCのモニターランプしか見えませんので、さっぱり。

 写真中:セットが終わって、いざICへ向う段となったわけですが、自分は車でもゲートインする時にひやひやして足が突っ張る(笑)。
     平成23年11月23日のテスト当日を迎えて、近くのICに行き、いよいよゲートに接近、、、、 どうだ〜、開いた〜、オープンした時は、嬉しかった。。。
     これからは、高速も気軽になりました〜。

 写真右:折角、高速に乗ったので、途中のPAで休憩して外見を観察。 アンテナも見えなくさりげない (^◇^)V
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