VFR800 セルモータの清掃
2012. 3. 6 走行距離47,800km
【バイク部屋へ】
巷ではセルモーターの清掃なんて話を聞いたので、一度開けてみることにした。。
構成
1、ばらし
2、点検清掃
3、組立
4、作業を終えて
1、ばらし
写真左:セルを外す時は、最初に、赤矢印ターミナルボルトと青矢印マウントボルト2本を外します。
で、ねじも外したのでセルを抜こうと力を入れると錆びのせいか抜けない(^^ゞ。 マイナスドライバーでこじって抜きました。錆びが酷くならない内に点検して正解でした。
写真中:セルボディーには赤矢印のマイナスの刻印が有って合わせマークとなっています。
写真右:モーターを外したら、カバーを固定している3本のボルトを外す。 これが珍しい2平面幅 7mmボルト! 工具箱をひっくり返して探す、、
あったね〜、ネプロスのショートメガネ! 大活躍でした(笑)
写真左:セルはミツバ製でした。 写真では比較的きれいですが、清掃前は、錆びだらけでした(苦笑)
写真中:リヤカバーを取り外す際には、モーターを立てた状態で慎重にカバーを取り外します。
開けてみると、奥まった部分がかすで黒ずんでいました。。
写真右:一番興味のあったブラシとの接触部分は、やはり真黒でした。 段差なし。
2、点検清掃
写真左:モーターケースは2重の管になっていて、磁石が剥がれてもアーマチュアと接触しなしい仕掛けでした。
写真右:復元の際にこのシムを入れ忘れると、モーターが焼きつく原因になるそうです。アーマチュアを挟んで左側にある底部側のシムは、外側から2枚目だけが他より厚くなっていました。
1枚でも無くしたら大変です。 部品は買えないのです。
写真左:ブラシの損耗はどうかと思いましたが、新品と殆ど変りませんでした。
写真右:清掃前後の比較です。 左側は綺麗でしょ。 #1000の耐水ペーパーで、軸をくるむ様にして均等に擦りました。 清掃はパツクリを吹きかけエアーで綺麗にし、乾燥させました。
3、組立
アーマチュアを入れる時はケースを垂直に立てて、フロントカバー側から入れると磁力で引っ張られてすんなり入りました。 この時、確りと持った方が良いです。
写真左:ターミナルカバーの位置を合わせる必要が有ります。 自分はケース外側にあるマイナスの刻印の位置とターミナルカバーの出っ張りを覚えておきました。
写真中:ターミナルの付け根に使われていたOリングです。 変形していたので交換しておきました。 しかし凄い潰れ方(苦笑)
写真右:元どおりに組み立てたら、ターミナルのナットとキャップの裏側にSiグリスを塗布しキャップをパチンというまで良くかぶせて終了。。
4、作業を終えて
作業は2時間強で終了。 簡単ですので、皆さんもたまには開けて清掃をしましょう。