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自己診断機能
2011.10.16 走行44,100km
 コンビニで休憩後、帰宅しようとセルを回すとエンジンがかかりません。 仕方なく、1.5kmを手押しで帰宅しました。 250kgは重い、へとへと(^^ゞ
 故障の前兆を思い起こすと、1週間前に起こりました。
 それは、実家の用事を済ませて帰ろうと、スターターを回しても、うんともすんとも、それでも、断続的にセルを回すと、ちょっと爆発といった具合でした。
 それでも、諦めずに、スロットルを開けないで、且つ、アイドル調整を少し開けてやりスターターを回すとエンジンがかかって、帰宅できました。
 前兆はこういった具合でした。

構成
1、作業の注意点
2、TAセンサー交換
3、作業を終えて


1、作業の注意点

 エアクリを開けますので、バタフライのところからゴミが入らないように塞ぎましょう。


2、TAセンサー交換
 冒頭の様なことで、帰宅後、再度、点検の為にセルを回しても全く爆発しません。そこで、エンジンキーを回すのを止めて少しそのままにしていると EFIの警告等が点滅しました。
 警告等の点滅回数を確認すると9回でした。 この場合、SMによるとTAセンサーの故障とありました。
 EFIの働きを雑誌でみると、どうやらEFIは、センサーのデータを把握して適切に燃料を送っているようです。  ということは、センサーが故障していてEFIがデーターを把握できなくなり、結果として燃料を送らない状態に陥ったと考えた。 実はこれが後日間違えであることが判明する。

 でも、この時は、即TAセンサーの確認です。 ↓   ↓

TAセンサーの確認

写真左:TAセンサーは、奥の方にちょっと見える白いものがそうです。 エアクリの下側にあります。

写真中:PGM−FIは、わずかな電圧で動作する為、接触不良も故障の一因と考えらるのだそうです。 なので、先ずは、カプラーを抜き差しして、様子を見ます。
1、メインキーをオフにする。
2、センサーを抜いて、はめ込む。
3、メインキーをオンにして、セルを回し、右手から力を抜き、ちょと待つ。 結果、警告燈がまた9回点滅
 この結果から、断線かセンサーの不良かがのどちらかが故障の原因と考えられます。
 次の点検 ↓   ↓
 SMに従ってセンサー自体を確認します。

 写真右:TAセンサーの端子間抵抗を計測します。
 標準値は1〜4kΩです。 計測結果は ↓  ↓

                 テスターは全く反応しません。← ← ← ところがこれが後日勘違い であった事に気が付く
 とりあえず、読むの人は ↓  ↓
 この時は、ついでに、以下についても確認をしました。
1、ワイヤーハーネス側の端子間の電圧
    標準値は4.75〜5.25Vです。 5.0V

2 TAセンサーの灰色端子とアース間の電圧
  標準値は4.75〜5.25Vです。 5.05V
















2011.10.20

TAセンサーが着て、早速エンジンスタート、、ところが爆発しない
部品をテスターで計測すると、、あれ〜、テスターレンジをKΩの単位にしていなかった。
 Ωの単位で計測した為、測定不能の数値を読んでしまったのだ。(苦笑)

そうこうしていると、FIの警告等が常燈してしまった! えっ!
SMをみると、バンクアングルセンサの点検となっています。

2011/10/21  バンクアングルセンサの点検

写真左:バンクアングルセンサーのカプラを差し込んだまま、カプラの裏側からテスターの端子を差し込んで計測します。
    白/黒(+) − 緑(−):標準値はバッテリー電圧
    赤/白(+) − 緑(−):0〜1V ここまで正常です。 次は、エンジンストップリレーの点検に進みます。

写真中:エンジンストップリレーはフロントカウル左側にあります。赤丸部分になります。

写真右:点検は、エンジンストップリレーを外して、テスター棒を黒/桃 − 黒/白に接続
    12Vバッテリーを 赤/橙 − 黒に接続。 抵抗を測り導通が有れば正常: 結果、導通が有って正常です。
    ということは、、PGM−FIの故障か〜、仕方が無く、注文、純正部品は注文したらキャンセルできません、慎重に。



10/21日のこの日、一応、もう一度セルを回しました、、、なんだ〜、今度は、FI警告等が、最初の1回が長目点灯、以降短めに9回点灯。
どうなってんだ〜(^^ゞ


 長目点灯は短め点灯の10回分です。 つまり19回点灯の項目をチェック。 すると、今度は、クランクパルスジェネレーターの点検です。
 クランクパルスジェネーレーターカプラーを見ると、、なんと、外れている! 差し込んだらエンジンスタート
 く〜、PGM−FIは、75,884円、リレー約4千円なり〜。 VR800よ、一生付き合おう(苦笑)


    3、作業を終えて

 写真は、サービスチェックカプラを短絡させて、故障診断データを消去している場面です。

故障診断データ消去方法
 1、メインスイッチをOFF
 2、サービスカプラをショートさせる
 3、メインスイッチをON
 4、ジャンパ線をカプラから外す。
 5、PGM-FI警告灯が点滅する5秒間の内に、再度カプラを短絡させる。PGM−FI警告灯が消え、その後点灯をはじめれば保持された故障診断データは消去されるとなっています。

   *警告灯が20回点滅する場合は故障診断データが消去されていません。

 管理人の場合、4,5については、へとへと状態で良く覚えていません。

 しかし、何故、警告灯の点滅が変わったのだろう。
 SMを良く見ると、故障データの読み出し方について記載が有りました。 ここら辺、次回は要チェックです。
 治った今となっては、PGM−FI警告灯の変化を再現できませんが、故障した場合以下のようにすれば、最短で点検できるのではと思います。

1、故障直後に、警告灯の点滅回数を確認、3回はした方が良いでしょう。
  この時、サイドスタンドは掛けておくこと。SMにも有りますし、考えてみると、エンジンストップの安全スイッチが入っているからです。
2、一度、故障データの消去を実施
  自己診断機能の正しい情報を得る為に、ここで、消去により「リセット」すべきです。
3、再度セルを回して、故障を再現する。
4、自己診断機能により、故障データの読み出しを行う。


要は、自己診断機能を、一度、リセットさせて、再度、故障個所を読み取る。 




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