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クランク割りとミッション組立等

走行距離71,000km 2016.9月3日〜<9月5日


以前同様の内容は記録してありますが、記録ということで、クランケース、ミッションを記載します。


構成
1、クランクケース割り

2、トランスミッション組み立て・クランクシャフト外し・組み立て

3、ピストン取り付け





2016/9/3(土曜) OH開始後17日目
1、クランクケース割り
ヘッドを外したら、オイルパンを開け、オイルポンプなどを外さなければなりません。

写真左:オイルストレーナー外し。

写真中:リリーフバル外し

写真右:オイルポンプ外し



ロアクランクケースです。
アッパークランクケースを下側にして、ロアをアッパーから抜きます。
SMにこうやって記載してありますが、シリンダーがアッパーにあるのだから当然ですね。



アッパーです。



コンロッドの端部コンロッド大端部の内径の記し有

写真左:赤矢印のでっぱりが、青矢印の溝に入る。
    赤丸がニュートラルスイッチ

写真右:シフトフォークは、この配置でロアクランクケース側にあるミッションにはめ込みます



ドッグ

写真左:4番 - B2、2番 - B1




2、トランスミッション組み立て・クランクシャフト外し・組み立て等
トランスミッションを大分以前から、今回のOHに備えて、コツコツと組み立ててきました。

写真左:メインシャフトのM1ギヤは、シャフトと一体になっています!

写真右:クランクシャフトに入れるワッシャには面取りがされていて、取り付けの際その面の向きが指定されている。
    面を確認する為にデジカメで写真を取って、面を写真で確認しました。




写真左:サークリップは、スプラインの山に掛ける。谷に掛けてはならないらしい。

写真中:最後の組み立てでして、メインシャフトのギヤとローラーベアリングの間に入れるワッシャーです。
 Aのマークがありました。 このように、取り付け面があります。

写真右:組み立て完了





写真左:ピストンを外すには、ベアリングキャップナットを外したら、傷つけないようにビニール管等で、傷つけないように養生をします。

写真右:クランクシャフトを回しながら、一つのピストン毎に、ビニール管で養生していき、すべてのピストンが上死点に なるように回しながら、前記の作業をやります。

    それから、クランクシャフトを外します。




2016/9/4(日曜) OH開始後18日目
クランクシャフトの外し方

写真左:アルミ線で、クランクシャフトの両端を巻いて、少しずつ上げては、アルミ線を巻きあげて目ねじに固定する、を繰り返して、外しました。
実は、外す時はこういったことをしなくてもいいのですが、クランクシャフトをコンロッドにはめ込むときは、そうはいきません。4本のコンロッドをクランクシャフトには、
    ワンマンでは無理でした。 ジャッキでもあればいいのでしょうが、素人はそうはいきませんので、以前から考えていました。

写真中:クランクシャフトを外したら、ピストンは、上方に抜きます。

写真右:ケースは汚れてべとべとでしたので,どぶ漬けします。 約7時間




写真左:コンロッドのベアリングを見ると、テカって来ているので、交換。
    ベアリングの裏側にオイルが回っているような感じで、筋が付いていました。

写真右:コンロッドエアリングも全て交換
    コンロッド内径コードは、黄色(3番ピストン)、緑(2番ピストン)、黄色(1番ピストン)、茶(4番ピストン)





写真左:

<シフトドラムがニュートラルの位置。br>
写真右:シフトベアリングのベアリングが少しがざらざらしていたので、ドッグレッグ一緒に交換




写真左:クランクベアリングのテカって来ていました。

写真右:新品と交換です。 クランクケース内径コードは、フライホイール側から順に、緑、茶、黄色




3、ピストン取付

写真左:7.1万km走ったシリンダーです。 赤矢印が少しテカって来ています。

写真右:ピストンリングコンプレッサーでリングを締めこんで、ハンマーの枝で、ヘッドを少しづつ叩き込みます。






写真左:前側エンジン

写真右:後ろ側エンジン


2016/9/5(月曜) OH開始後19日目
クランクシャフト取付

写真左:クランクシャフトを取り付けるには、コンロッドのボルトを全て正立させないとクランクシャフトが入りません。
    針金で片方をもう一方より上げて、仮固し、コンロッドのボルトをクランクシャフトにはめ込んで、少しづつ下げていきます。

写真中:こんな感じで、コンロッドのボルトに差し込んだビニール管をクランクシャフトに挟み込みます。

写真右:ビニール管は、コンロッドのボルトに2つ差し込みますが、一方のビニール管は、長めにします。




写真左:コンロッドねじを締めこむのに使ったデジタルトルクレンチ。

写真右:上ランクケースにトランスミッションも組み込みました。


後は、上のクランクケースを下側のクランクケースに組み合わせ、オイルポンプやオイルパンを組みつけます。

クランクケースの組み合わせ方
トランスミッションをニュートラルの位置にし、ドッグレッグをシフトドラムにはめ込むようにし下クランクケースを 上クランクケースにはめ込みます。







写真左:水冷ライン取り付け。

写真中:Vtecスプロールバルブやエンジンサブハーネス取付

写真右:タイミングスプロケットと、カムチェーンを取り受ける。


これで、いよいよ、ヘッドを取り付けます。


バルタイ計測へ



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