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シリンダヘッド組み立てと外し等
走行距離71,000km 2016.8.30〜9月3日
上記は8月30日となっているが、新しいヘッドは、8月中旬位から始めて、
ピストン組立とシリンダヘッドも組立はじめました。
構成
1、ヘッド組立
・注意点
・鏡面加工
・休止側バルブスプリング組立
2、ヘッド外し等
3、ヘッド仮組
1、バルブ組立
注意点
写真左:スプリングシートです。 衝撃緩衝の為にモリブデンペーストを座面に塗布しておきました。
リアエンジン用ヘッドです。 カムカバーには、INの表示があり、且つ、ノックピンで固定しますので、向きが間違えないようになっています。なので、入らなかったら無理に入れないで下さい。
フロントヘッドです。VFR800の場合、カムシャフトホルダー大には黒枠、カムシャフトホルダー小2個には黒→のとおり刻印があって方向が分かりやすいです。
タペットホルダーに腐食があったので、ピカールで研磨しておきました。
鏡面加工
スプリングシートが1個だけあったので、とりあえず、面倒な休止側バルブからを組み立てました。
バルブは全て鏡面加工をしてあります。
写真右:鏡面加工はこんな具合です。 耐水ペーパーでひたすら研磨します。 ドリルを使って研磨しました。
排気ポートも鏡面加工をしました。吸気ポートはスワール効果を期待して鋳肌のままです。
休止側バルブスプリングセット
バルブスプリングで面倒なのが、休止側です。 コツは、左側の写真の様にリテーナーにコッタを少し差し込んでおきます。
次に、バルブスプリングコンプレーサーを少しづつねじ込みながら、右側の写真の様なくちばし型のピンセットでコッターをコットというまで、押し込みます。
写真左から2番目:ことっと音がし、コッターがバルブの溝に、嵌まって、ほぼ、ピタリとコッターがバルブに収まり、その後、コンプレーサーを緩めて、
スプリングが外れないか確認しているところです。
写真再右端:EX側のステムシール、深緑色、リングは黒。 IN側は、緑色。1個失敗(;´・ω・)
2、ヘッド外し等
2016/8/30 OJH開始後14日目
オリフィスボルトは、各ヘッドにそれぞれ2個ある。移植することにした。
写真は、リヤヘッドのオリフィスボルトで、左が、EX側、右が、IN側のカムホルダー直近にある。
写真左:カムパルスローターは、リヤエンジンのIN側のカムにある。再使用する。
写真中:共回りしないように、写真のようにした。
写真右:新しいカムに移植後のカムパルスローター
2016/8/31 OJH開始後15日目の晩
写真左:5.1万km時OHの際、鏡面加工をしたバルブです。 左は、排気側なので、焼けています。右は、吸気側で、シリンダー内からのあおりを受けてカーボンの付着があります。
ともに、大変綺麗だと思います。 鏡面加工しないと、カーボンがびっしりと付着します。
写真中:ヘッドを鏡面まではいきませんが、バランス調整にヘッドを研磨しました。 研磨しないよりは、綺麗だと思います。
この晩は、前後のヘッドを外しました。 プラハンです押しずつ、下側から上側に叩いて、ヘッドをクランクケースから抜きます。
3、ヘッド仮組
2016/9/1 OJH開始後15日目の晩
前エンジンです。 バルタイを計測する為に仮に組み立てます。
写真左:前エンジンです。 アウタースプリングは再利用するので、間違えないように、仮置きして確認。>br>
写真中:かじり防止のために、モリブデンペーストを使います。
写真右:組み立て後です。 Moペーストが真っ赤!!
写真左:休止バルブ用のSSTで、スライドピンストッパです。
写真右:黒色のスライドピンストッパを挟んでバルブリフタ内に、スライドピンホルダごとはめ込みます。
2016/9/2 OJH開始後16日目の晩
ヘッドを組み立てました。
ヘッド完成!
クランク割りとミッション組立等
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