【バイク部屋へ】
VFR 800〜クラッチホース交換
我がVFR800は、2004年5月生まれ(満7歳)、古くなってきたので、クラッチホース交換、クラッチのOH、リア足回り整備をすることにした。
走行距離39,615km 2011.05.01
構成
1、注意点
2、ホース等の確認
3、クラッチスレーブシリンダー交換等
4、作業を終えて
1、注意点
クラッチ液交換時には、ブレーキオイルに塵が入らないように。
シーリングワッシャーは新品を使用する。
ブレーキオイルは塗装を痛めます。 養生を怠らない事。
エアー抜きを完全にし、走行前に利き具合を確認する。
2、ホースの確認
ホースはSWAGE LINE STC158 車検対応です。
フィッティング/ホースカラー: ステンレス/クリアコートとなります。
この品の適合は、メーカーによると2006〜2007年式対応ということでした。
そこで、パーツリストを見るとVFR800の場合2004年式も2006年式も同じ品でしたので、購入を決定、でも、確認するまで心配でした。
↓ ↓ ↓
確 認 作 業
↓ ↓ ↓
先ず、ホース長の計測です。 アルミの張り金をホースに這わせて、針金の長さを計測しました。
実測:約93cm。
さや管について
購入店に耐熱対策を聞きくと、次のとおり。
回 答
「熱によるコーティングの変色の可能性は有りますが、機能上は問題なく皆様使用していただいています。高熱部に触れないようして下さい。」
上記のとおりでした。 そこで、配管状況を確認するとがラジエータホースにクラッチホースが乗っていて、少し擦れていました。
純正品はさや管構造で、さや管は柔らかい素材です。 つまりVFR800の場合、防護の役目の方が主かもしれません。 そこで、ストレートさんからコルゲートチューブを求めました。
仕 様
[サイズ] 内径10.7×外径14(mm) [材質] PP (ポリプロピレン) [耐熱温度] 80℃
ちなみに、純正品とスウェージそれぞれの外径
純 正 品:10mm、2重管部分12.5〜13mm
SWAGE LINE:外径は7mmです。
3、クラッチスレーブシリンダ交換
写真左:クラッチスレーブシリンダーを開けてびっくり! 凄い汚れ、初めて開けたもんな〜(苦笑)
写真中:シリンダーの動作が悪かったので、中を見て原因が判りました。 シリンダーとピストンが偏って摩耗していました。
交換しました。
写真右:いきなりですが、ステンメッシュに交換後になります。 根元は、タイラップで止めておきました。
46cさんに教えて頂きました。
エアー抜き
スレーブシリンダーを交換した場合、エアー抜きは大事です。
サービスマニュアルより
1、クラッチレバーを数回握り、握った状態で、ブリーダーバルブを開き、液の排出を確認したら、バルブを閉める。
この様にすると、排出時の液の出方に勢いが出ます! ドピュッと(笑)
2、クラッチレバーをゆっくり放し、数秒間放置する。
3、1、2の操作を繰り返し、完全にエアーが抜けるまで行う。 終わったら、バルブを締めつけて完了なのだが、、、液漏れ(^^ゞ
写真左:ブリーダーバルブの締め付け力は9Nmですが、本締めしたにもかかわらずバルブの差し込み口から液が滲んできました。
写真中:仕掛けは単純、テーパーに切ったバルブの先端が、スレーブシリンダー側に押し込まれてオイルを封印するようになっていました。
その証拠に、バルブの先端はテーパー状に擦れています。
写真右:ねじ山を切るのも怖いしと思いつつも、放置もできないし、そこで、ロングメガネレンチの登場です。
微妙な力加減をする時には必須な工具です。 結局、柄の方を4cm程締めこんだら、止まりました。
4、作業を終えて
クラッチマスターシリンダはブレーキ液交換の際覗けるので、状況が判りますが、スレーブシリンダーがこの様な状態だとは気が付きませんでした。
定期的に見ないと駄目ですね
【このページのTOPに戻る】