VFR 800 Fホイールベアリング交換
2009年7月21日  走行距離24,871km

【バイク部屋へ】

 C4 VTECの時、Fホイールベアリングを26千KM強で交換しました、その時、グリスが少なく感じていましたので、走行距離からして、 そろそろだろうと思い、交換してみました。

 ベアリングのことや作業の詳細はC4のF・Rホイールベアリング交換を参照してください。

構成
1、ベアリングの選択方法
2、作業の注意点
3、Fホイールベアリング交換


1、ベアリングの選定
 今回は、純正品を使いました。
 ベアリングのシールドを見ると呼び番号:6204DU

 NSK製です。C4もそうでしたが、社内規格にはないので、ホンダがNSKに特注したのでしょう。  外見を見ると、6204DDU相当と思います。 C4とサイズをくらべると、C4のリアに使ってあるベアリングと同じです。
外径47mm、内径20mmになります。


写真左:新品の封入グリースの色を見ると、半透明です。
写真中:走行距離26千kmのC4 VTECです。グリスは、赤茶けて、とっても少ない!(・_・;)

    ベアリングのダストシールドは、ピックツールでこじると、簡単に外れます。

写真右:走行距離:24871km走ったベアリングです。グリスが減り、変色しています。  まー、安いものなので、交換で正解でしょう。


2、作業の注意点
 @、ベアリングは、左右セットで交換すること。
 A、ベアリングを打ち込む時、外周のみに力が掛かる様にする事
 B、ベアリングは、「右→左」の順番で取り付けます。 管理人は、ホイールを熱してから交換作業に入ります。
 C、左側のベアリングの打込みの程度は、ディスタンスカラーがある為、寸止めにしてください。
  ベアリングが回わらいと意味がありませんし、カラーが動かないと駄目です。

3、Fホイールベアリング交換
 @、下準備・取外し
ホイールについているカラーは左右ちがうので、( ..)φメモメモ


作業工程
ブレーキパッド取外し〜ブレーキキャリパ取外し〜フェンダー取外し〜ホイール取外し〜ダストシールド取外し〜 Rベアリング、Lベアリング取外し〜Rベアリング、Lベアリング取付


ベアリングを抜くには、ベアリングプーラーで取り外します。



写真左:この工具は、アダプターをベアリングに差し込んで、アダプターの真ん中にあるボルトを捻じ込むとナットのスカートを押し広げ抜けなくなります。
    アンカーボルトと同じ構造です。

写真右:ヘキサゴンレンチで回り止めをしつつ、メガネレンチを回すと、、、「ボッコン」という音を何回か繰り返してベアリングが抜けます。
    ベアリングを抜くと、壁面が傷つくので、軽く#1500〜ピカールで、研磨しておきます。


 A、組立

ベアリングは、右側から打ち込みますが。 左右の形状を比べると、穴の径が違うくらいです。
打ち込む前に、ヒートガンで熱し少しでも入りやすくします。 グリスも塗布しておきます


写真左:右側の打ち込みは、ベアリングドライバーを使いました。 音が変わるまで思いっきり叩き込みます。
    左側のベアリングもドライバーで打ち込んだのですが、失敗、カラーが動かない(・_・;)
    写真のベアリングドライバーは、微調整が上手くできないので、ねじ式にしたら、上手く寸止めできました。

    コツは、ベアリングの深さをノギスで深さを測っておき、打ち込む時の目安にします。  また、かちゃかちゃカラーを動かして、カラーの動きの度合いを掴んでおくと、復元しやすいですよ!

写真右:カラーは忘れずに!! VFR800のカラーはアルミ、流石に高級車。C4は鉄でしたから〜。
    カラーは、真直ぐに入れたら、動かさないようにし、左側のベアリングを入れます。
    
     後は、タイヤを取り付けたら、軽く回して、当たったり異音がないようなら完成です。




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