VFR 800〜Rブレーキパッド交換

走行距離30,776km 2010.03.21


【バイク部屋へ】

VFR800も3万KMオーバーとなりました。 そろそろ、リアのブレーキパッド交換かと思い、外見から見ると残1mm位の感じでした。


構成
1、注意点
2、ブレーキキャリパ取外し
3、ブレーキキャリパ清掃点検
4、作業を終えて


1、注意点

 新品のブレーキパッドは、面取りをして置きましょう。 決まりですね。

 あそうそう、外したブレーキキャリパに油圧ホースがつながっていますが、無理な力が加わらないように注意しましょう。
 ブレーキキャリパを外した時に、前もって置ける台を脇に用意しておくと宜しいでしょう。


2、ブレーキキャリパ取外し

写真左:先ず、リアアクスルベアリングホルダを固定しているボルトを外しす。
 このねじは固いので、スピンナーハンドルで一気に外そうとするとバイクが倒れそうになります。
 車体が倒れないようにタイヤを抑えて、えいっと渾身の力(^^ゞ

写真中:次にタイヤを外し、チェーンカバーを外します。 チェーンカバーを固定している2個のクリップと6mmのフランジボタンボルト2個を外します。
    フランジボタンボルトは大したトルクがかかっていないので、六角レンチで外すより、ラチェットドライバーで外した方が、早回しが出来て楽です。

写真右:リアディスクキャリパを固定しているねじは、奥まったところにあります。
    私の場合、KTCのセミディープソケットを使ってねじを緩めます。 セミディープの微妙な高さが、丁度合います。  


3、ブレーキキャリパ清掃点検

写真左:取り外したキャリパーは、先ず、中性洗剤で洗ってやります。
    たまにキャリパーを清掃していたのですが、写真の様に、水が汚れて真黒!!

写真中:パッドスプリングを点検しました。 パッドがあたっている部分は擦れていますが、ばねの力は、しっかりしていましたので、再利用しました。

写真右:写真の上側が古いパッドピンです。 擦れて小さな傷が一杯です。 ここが滑らないとだめなので、新品に交換します。




 外したパッドと新品を比べてみました。 古い方は、残圧約1mm程でした。
 まだまだ使えますが、そこはやっぱ、デイトナのゴールデンパッドが使いたくて、誘惑に負けて付け替えました(笑)。

良いこの皆さんは、塵はなるべく出さないように。



写真左:ブレーキピストンもついでに洗浄してやります。
    VFR800のセンターピストンは、フットブレーキを踏んでも、ピストンは出てきません!
    フロント左側にあるブレーキにセカンダリーマスタシリンダが有りますので、手動でピストン運動しましょう。ちょっと下ネタ

写真右:ピストンは、写真のブレーキキャリパピストンプライヤーで、ぐりぐりやって回しながら、
歯ブラシで、ゴムブッシュにこびり付いている汚れも落としてやり、 最後にシリコンオイルを塗布して、ピストンの動き易くしてやります。



写真左:写真の様に古いグリスは完全に清掃しておきましょう。

写真右:キャリパブラケットとキャリパーボディーを繋いでいるシャフトにもたっぷりとシリコングリスを塗布し、ゴムブーツにもたっぷりと充填してやります。


これで、完了。


4、作業を終えて
 作業自体は、慣れてきたせいか、半日で完了しました。
 完了後、早速試乗しました。 まだ、パッドがなじんでないせいか、フットブレーキを踏むと、ブレーキがスムースに制動しません。
 パッドの使用上の注意を見ると、100km〜200kmは、なじむのにかかる距離だそうです。
 でも、利き具合は、純正より、ぐっと強くかかります。!! いざという時、頼りになる感じ〜(^◇^)
 

  2010.8.17 追記

 走行距離 34,500km ブレーキパッドを交換してから約 3,800km程走行した。
 交換後、停止直前にパッドの辺りから、 「ずっずっづ」という、小刻みに断続して振動が発生していた。
 その内にパッドが馴染むだろうと思って来たが、どうしても治らない。
 組み直しをしたり、左の写真赤矢印のパッドの縁の面を取ったが、どうしても断続振動が収まらなかった。 それも、高温になると振動は発生した。
 あれこれ考えて、閃いた。 そこで、取っておいた注意書きをよく読むと!!
 「純正に使用されているシム(断熱用ステンレスプレート)を取り付けるように」と!! えええ!
 そうなんです、高温になると断続的振動が発生することから、どうやら高温になるとディスクかパッドが変形をして振動すると推察して取説を読み直したのです。

 写真右の古いパッドは捨てずにとっておいたので、シムを取り付けて試走をした。 結果はやっと断続的振動が収まった。
 よかった。




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