VFR800 リンク回りの点検・グリスアップ

走行距離14,948km


【バイク部屋へ】

リンク式サスの場合、年に1度はメンテナンスが必要と話を聞いたことがあったので、リンク回りの点検・グリスアップをしてみることにしました。

構成
1、注意点
2、クッションリンケージ取外
3、点検・グリスアップ
4、作業を終えて


1、注意点

 SMに記載されていない為、管理人は、最後のボルトを外した刹那、スイングアームが、触媒に「ガツン」とやってしまいました。
 大した事が無くて、よかった〜。
 写真のように、ジャッキアップしましょう。これで、ボルトを外しても、下がりませんし、組みつけの際の、 ボルトの芯だしがスムースに出来て、上手く、差し込めます。


2、クッションリンケージ取外

 先ず、タイヤを外します。作業自体は、VFRの場合、車と同じで、楽チン(^^♪



 タイヤを外したら、注意点のように、ジャッキアップします。
 管理人の場合、「ガツン」とやってしまって、慌てて、近くにあった、空き瓶で止めました(・_・;)



 クッションリンケージを外すには、4本のねじを外します。
 SMでは、外す順番があるように、記載されていますが、ジャッキアップしておけば、外す順番は、ありません。
 ちなみに、締付トルクは42NMです。

 クッションプレートには、向きがありますので、取付の際は、注意して下さい。
 プレートに、FRと矢印の刻印があります。



 フレーム側のねじは、ソケットになっています。
 写真のように、ロングのヘキサゴンがないと、外れませんよ!
 工具は、メンテナンスロッカーのヘックスレンチ・トルクスレンチを参照してください。
 ロングヘキサゴン、大活躍です(^^♪



3、点検・グリスアップ

 クッションリンケージには、ローラーベアリングが、4ヶあります。
写真左:グリスが幾らかか、切れかけています。

写真中:一番力が掛かっているベアリングは、リアクッションを支えているベアリングです。
    写真は、そのベアリングのカラーです。 赤枠内を見てください。カラーに、薄っすらと、跡がついていました。
    次回は、ベアリング、カラー、オイルシールの全てを交換です。

写真右:ベアリングの洗浄後に気が付いたのですが、新聞紙が、ベアリングを洗浄した、パーツクリーナーで赤茶けています。



 洗浄は、パーツクリーナーを吹きかけて、歯ブラシやら、指先で、丁寧に汚れを、落としてやりました。
 グリスは、有機モリブデングリスをタップリト塗布してやりました。この先、5,000km頑張ってもらいます。



3、作業を終えて
 今回の激汗は、組みつけのことでした。SMだと、最後に組付けるねじが、クッションロアマウントボルトです。
 これが、何故か、プレートの穴とずれていて、全く入りそうもありませんでした。(激(・_・;))
 あれこれ、やって、約30分経過して、気が付きました。
 クッションがねじれている!!
 そうなんです。クッションが、何かの拍子で、ねじれた為に、プレートの穴の位置とずれてしまっていた。(-_-;)
 ボルトを突っ込んで、クッションを少し回したら、すこっと、ねじが入りました。
 作業は、夜行ったのですが、暗くて、クッションがねじれていることに気が付きませんでした。(-_-;)

 クッションリンケージに使われているベアリングの環境は、走行の際の雨水により相当劣悪なはずです。
 今回のグリスの切れ具合からして、1年、又は、走行距離10,000km以内に、グリスアップを行った方がよいですね。
 20,000km走行したら、ベアリングとカラーを交換するつもりです。

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