VFR 定期点検
走行距離13,450Km
【バイク部屋へ】
車検まで、未だ時間がありましたが、点検整備記録簿に基づき点検をしてみました。
車検用の為に、特にメンテナンスはしませんでした。何故→普段から、メンテを行っていましたから。(笑)
日々、愛車を見ていれば、車検用にメンテナンスをする必要はありません。
注意点
点検方法は、SMに記載されていますので、SMに基づき行えば平気です(*^_^*)
1、準備
当然ですが、定期整備記録簿を用意します。SMマニュアルも、あったほうが、良いでしょうね。
2、かじ取り装置
メインスタンドをかけ、前輪を浮かせます。
管理人は、米俵をシートに載せて、前輪を浮かせました(爆)
・ハンドルが左右いっぱいにスムースに動くか確認します。
・フォークの左右をもって、前後にゆすって、ステムのがたつきが無いか確認します。
3、制動装置
@、ブレーキレバーの遊び
ブレーキレバーを操作し、ブレーキ油圧系統にエアが混入してないか、確認する。
ブレーキレバーを操作した時、柔らかく感じる場合、レバーブレーキ系統のエア抜きを行う。
A、ブレーキペダルの遊び
ブレーキレバーを操作し、ブレーキ油圧系統にエアが混入してないか、確認する。
ブレーキレバーを操作した時、柔らかく感じる場合、ペダル
ブレーキ系統のエア抜きを行う。
ブレーキの効き具合を見ますが、普段乗っていらっしゃる方は、大丈夫でしょう。
B、ブレーキ油圧系統の点検
ホースの点検をしますが、ホースに罅があるか目視します。
また、ホースとキャリパーの接続部が、古くなると膨らんできますので目視で確認します。
C、ブレーキ液量
フロント
ハンドルを左に切って、マスタシリンダを水平にし、点検窓から液量を点検します。
下限レベル以上にあること。
リア
車体を水平にします。ブレーキ液面が上限から下限の間になっていること。
下限になっていたら、パッドを点検します。
パッドが磨耗していない場合は、ブレーキ油圧系統に漏れが無いか点検します。
減っていたら、足してやりまが、この場合、オイルは、同じものでなければなりませんよ。
D、ブレーキパッドの磨耗
残量を確認します。キャリパの前後から見てやります。SMでは、磨耗限界溝がなくなるまでOKとなっています。
E、ディスクの磨耗
残圧を確認します。マイクロメータ大活躍です(^^♪
使用限度が、前:3.5mm、後:5.0mmです。
写真左:測定結果、前:4.60mm
写真右:測定結果、後:6.07mmでした。
4、走行装置
@、ホイール
・タイヤの空気圧
2名乗車時で前2.5kgf/cm2、後2.9kgf/cm2です。
測定と充填が出来るエアーツールを使っています。チョウ便利!
・タイヤの溝の深さ
スリップサインが出たら交換になります。
マイVFRは、走行距離13,000km弱で交換したばかりです。
写真左:測定結果、前:3.5mm
写真右:測定結果、後:9.0mm。
・F・Rホイールナット及びホイールボルトの緩み
トルクは、F:59N、R:108N
A、ホイールベアリングのガタ
フロント
ハンドルを左右のどちらかに一杯に切った状態で、ホイールをアクスル方向に揺すってガタを点検します。
C4 VTECの時の経験ですと、まだまだ大丈夫のはずです。
リア
スイングアームを保持した状態で、ホイールをアクスル方向に揺すってガタを点検する。
5、緩衝装置
@、サスペンション
フロントは、ブレーキをかけて、フォークを数回伸縮させて作動を確認します。
普通に上下動すればOKでしょう。
リアも、クッションを上下動させて、作動を点検します。また、リアクッションのオイル漏れを目視します。
連結部のガタ
スイングアームを上下左右に揺すって、スイングアームピボットベアリングのガタを点検する。
6、動力伝達装置
@、クラッチレバーの遊び
クラッチレバーを強く操作し、油圧クラッチ系統に空気が混入していないか点検する。
クラッチレバー操作時に柔らかく感じる場合、エア抜きを行う。
A、液量点検
ハンドルを右に切って、リザーバーを水平にします。
この時、下限以上にあること。
A、ドライブチェーン
遊びを計ります。
チェーンたるみ調整を参照してください。
測定結果:30mm
7、電気装置
@、点火装置
スパークプラグを外して、プラグの磨耗を見ます。1番、2番、4番を見ましたが、綺麗に焼けていましたので、3番は点検しませんでした。
というのも、ものスゲー、外しづらい(>_<)
プラグは、ワイヤーブラシは厳禁です。パーツクリーナーをかけて、歯ブラシでブラッシングをし、エアーで汚れを飛ばしておきました。
本当は、パーツクリーナーではなく、ガスケットリムーバーが良いそうです。
2008年3月20日付け、追記
デンソー製 VNH24Zについて、メーカーからの回答
特徴としては、「「VNH24Z」は中心電極が約0.4mm径のイリジウムを採用、接地電極先端にはテーパーカットを施し、白金チップを接合しております。
ホンダVFR800にはデンソーイリジウムプラグ「VNH24Z」<VFR専用(OEMプラグ)>・・」
また、「この「VNH24Z」プラグは特殊なサイズとなっている為、適合する市販用イリジウムプラグはございません。」
写真左:2番です。車載工具を使ってみました。VFRのプラグは、とっても狭小な箇所にあります。
純正だけあって、とっても外しやすかった(*^_^*)。
写真中:焼け具合は、こんなもんでしょう。
走行距離13300kmですが、まだまだ、大丈夫そうです。純正は、デンソー製 VNH24Zでした。
写真右:プラグを閉める時は、Moグリスを塗布しましょう。再度締め付ける時は、角度30度。
A、バッテリー
定期点検では、ターミナル部の接続状態を確認します。
管理人は、バッテリの端子を増し締めし、Siグリスを塗布しておきました。
8、原動機
@、本体
・かかり具合や、異音を確認します。
・アイドリング回転数の調整。1200±100rpmです。
調整は、写真のスルットルストップスクリューを右に回すと回転が上がります。下げる場合は、その逆です。
・エアクリの状態
C4は、ビスカス式の為、汚れていたら、交換です。SMでは、40,000kmで交換となっています。
サーモスタット交換の5、エアクリ外しを参照してください。
管理人は、走行距離11,650kmで一度点検と清掃をしたので、そのままにしました。
A、エンジンオイルの点検
C4は、暖機運転後、エンジンを止めて、2から3分放置します。
その後、車体を水平にし、点検窓から、確認します。
VFR 800 エンジンオイル交換を参照してください。
B、燃料装置
点検項目の燃料漏れは、フェールタンクから、スロットルボディーまで、点検します。
管理人は、サーモスタット交換の時、点検したので、パス(*^_^*)
サーモスタット交換の4、タンク外しを参照してください。
フェールチューブフェールチューブから、キャブまでのゴム管に亀裂、損傷がないかを見ます。
スロットルバルブ、チョークバルブの動作確認。
VFRの判定基準は、スロットルグリップの遊びを確認します。2から6mmです。
C、冷却装置
・冷却液の量
メインスタンドをかけて、エンジンを水平にします。
エンジンを始動し、数分間アイドリング運転をする。サーモスタットが開く温度まで、回してやります。
サーモスタット交換の10、エア抜きを参照してください。
リザーブタンクの冷却液面が上限と下限にあることを確認します。
・冷却液の漏れ
サイドカウルを外して、ラジエータホース、ウォーターポンプ、ウォーターホース各部の接続箇所から、液漏れを見ます。
がしかし、管理人の場合、サーモスタットを交換したばかりなので、パス。
一般的には、ホースバンドは、まし締めをしたほうが良いでしょう。
私は、Siスプレーをかけてやりました。
9、有害なガスなどの発散防止装置
@、ブローバイガス還元装置
フェールタンクを上げて、リアシリンダヘッドカバーとエアクリーナーケース間のクランクケースブリーザーチューブの外れ、亀裂、損傷を点検します。
サーモスタット交換の5、エアクリ外しを参照してください。
点検すべきクランクケースブリーザーチューブ1本が判ります。
A、二時空気供給装置
二次空気供給エアチューブの外れ、亀裂、損傷を点検します。
サーモスタット交換の5、エアクリ外しと、6、スロットルボディ外しを参照してください。
点検すべき二次空気供給供給制御バルブから、二次空気供給エアチューブの2本が判ります。
10、エキゾースト・マフラ
エンジンとエキパイの間に、カーボン汚れがあったら、マフラーガスケットを締め直しをします。
特に、汚れが無かったので、そのままにしました。
写真左:フロント側
写真中:リア側
写真右:エキゾーストクランプボルト
特にカーボンはありませんでした。
11、灯火装置、方向指示器
前照灯は、千葉陸運輸支局そばにある、予備車検場(コルザサン:043-248-2302 千葉市美浜区新港99-1)さん、依頼することにしました。
ただし、自分のバイクです。調整のねじの場所は、覚えておきましょう。
というのも、C4の車検の時、事前に整備センターで調整したのにもかかわらず、検査で落ちた経験があります。
判っていれば、検査管に、ずれている方向を聞いて、その場で、調整できます。
左右方向の調整
合成写真左:左に回すと、右にライトは向きます。
合成写真右:右に回すと、右にライトは向きます。
上下方向の調整
写真左は、右側ライト:右に回すと下側に向きます。
写真右は、左ライト:右に回すと下側に向きます。
それから、光軸は、微妙です。バイクにかけた体重を、かけたり、掛けなかったりするだけで、変わるので、
光軸調整の最中は、体重を一定にバイクに掛けます。検査中は、光軸調整中と同様に体重をかけます。
方向指示器は、毎分60回以上120回の一定周期で点灯すること。
前後のストッップランプスイッチ、ナンバープレートを照らすライトの確認をして完了です。
直前のほうが良いでしょう。