ヘックスレンチ・トルクスレンチ
 「Hex ソケットボルト」は、頭が小さいのでバイク向きなのでしょう。VFR800にも数か所に使われています。   ところが、Hex ソケットボルトというやつは、曲者で六角ボルトよりなめ易いねじです。 そこで、バイクをこよなく愛する諸兄には 良い工具を選定する必要性が出てくるのですが、素人には、簡単に良い工具を見つけられません。
 以下は、自分なりに求めた工具達です。 ご参考程度にご覧ください。
HEXレンチのJIS規格 http://www.jisc.go.jp/app/pager
ヘックスレンチ・トルクスレンチ
無名です。 このセットでヘックスからトルクスまで揃っていて大変お得でした。  安物ですが、精度的にも、差込んだ感じ方で申しますと、ピッタリとして、良品です。なんと、某オク製です!
インパクト用ロングヘックス

TONE HAH406L 5,6,8,10,12,14mm差し込み角 1/2sq
Fフォークドレンボルト6mmを外す為に購入。 
ドレンボルトは奥まったところにあり、共回りをするのでインパクト用としました。
バイク弄りを始めた頃ということもあり勢いでセットを購入しましたが、ドレンボルトを外す時にしか使いませんので滅多に出番が有りません(^^ゞ

Ko-ken 4012M-60-19 HEXソケット 17・19mm、差し込み角 1/2sq
2010.8.28追加
VFR800の場合、ピボットボルト・ナットに大型ヘックスが使われています。
長ねじナットを代用していましたが、角が取れてしまい危なくなったので求めました。
KTCやSIGNETを探しましたが、これだけでかいサイズはありませんでした。
Hexソケットには2ピースとワンピースが有りますが、この品の様に一体構造の方が強固な感じです。
 型番には意味が有って、40は差込角(□)角ドライブ・4部、60が長さ、19は云わずとも解りますよね。
 この他にも長さの種類が有って、ショート、スタンダード(当該の品)、セミロング、ロングとなります。
 種類を知らずにスタンダードを購入したのですが、結果オーライでして、1/2sqともなると、トルクレンチの長さが55cmにもなります。 こうなると作業範囲も影響するのでこれくらいのサイズの方が宜しいです。
2010.9.1追加
WERA 950-PKS-7SM 1.5,2,2.5,3,4,5,6、計7本
ショートもあった方がいいでしょうということで購入。
写真左上を見ると判りますが、六角棒の両肩が高くなっています。これが、Weraの面接触でして、「Hex Plus」と呼んでいます。
なめずらいということですが、ショートサイズなので大きな力はかからないでしょうから、あまり意味が無いかも(笑)
激安でしたので購入。 お決まりのニ平面幅6mmは、5.955〜5.965mm。 使っていていやだな〜と思う点は、ボールポイントの仕上げが悪いことです。 爪先でボールポイントの溝を触ると段差が有るので、ごつごつと感じます。 悪い点は他にも有ります。
ボールポイントの振り角がアサヒのDX2000と比べて小さいのです。(泣)
PB V10-210-5・6・8 ヘキサゴンビットソケット 3/8SQ L=55mm
2010.10.22追加
 トルク管理の際には必須です。 自分の購入動機は、ビットホルダーにPB製 C6-210-6を装着しブレーキキャリパマウントヘックスボルト(ヘックスビット:6mm)を外し終えて、ヘックスビットを抜こうとすると抜けません!
 仕方が無く、ヘックスを叩いて抜きました。
 そこで、ビットの精度を確認してみると、ニ平面幅は、全て6.000mm!、精度が悪いわけではありませんでした。
 つまり、硬く締まっている為にビットがねじに食い込んでしまったと思われます。 そんなことから、使い分けを、 大トルク→ヘックスソケット、小トルク→ビットにしました。

   ニ平面幅
 PB HEXソケット:6mmで5.975〜6.000mm。 アサヒL字HEXレンチDX2000:5.955〜5.965mm程度、アサヒは細め、PBは6mmに近い、PBの勝ち!
 人間の感覚は敏感で、両者を六角穴に差し込んでガチャガチャと左右にまわすと、PBの方がぴったりとしていることが判ります。
 その他としては、ざぐりが深いのはいいのですが、差し込む部分がゆるい感じでぐらぐら。。 また、 差し込み部分の太さ17.8mm、ちなみにネプは17mm、うっ(笑)
 欠点は、精度でカバー(苦笑)。 実際、ねじにヘックスを差し込んで力を掛けるとぐらぐらしません。 余談ですが、工具としては梨地仕上げは珍しと思います。
L字型ヘックスレンチ
BONDHUS PBLX9M
2010.11.3 購入 BONDHUS製
 ヘックスソケットに比べるとさっと使えるので便利です。 
 この品の以前は、アサヒDX2000を使っていましたが、 使っているうちにねじを痛めやすいことに気がつき、ニ平面幅を計測してみると、PBより細めに作られていることが判りましたので、買い換えた次第です。
 購入時に、PB、WERA、と迷いっていましたがあるブロガーさんのテスト結果を見てBONDHUSに決めました。 
 ボンダス社は1964年には世界で初めてボールポイント六角レンチを発案したことで有名。BONDHUS社はねじとレンチの隙間の関係を重視していて社の 説明を見ると差し込み口とレンチの隙間は、わずか0.0127mm以下の交差なのだそうです。  他社メーカーではこの寸法公差の説明を見かけなかったので、それだけ寸法公差に自信が有るのだろうと感じました。 これはつまりねじをなめにくいことに繋がります!
 
 機能としては、ねじを落とさない仕掛けが有ります。 プロホールドといって、  写真の様にボルトがレンチに対して棒の様になります! まー、反面差し込みがきついです。
 また、作業角度を他社より大きくとってもねじを回せるようです。  
 工具の材質ですが、驚いたのが、高度を表示していて、HRC61なのだそうです、ちょっとしたペンチの歯先と同等です!
 お決まりのニ平面幅(6mm)は、計測してみると、なんと、6.001〜6.001mm。5mmも測ると、5.000〜5.001mm!
 自分的には欠点もあります。 それは、アサヒDX2000と比べると短いので、大トルクには不向きに感じます。  
スタッビヘキサゴンビット ソケット
KTC BT3-06SS/08SS/10SS L=35.5~39.5mm
2010.11.6 購入 KTC製
 安定したトルクを掛けるには丈が少ない方がいいに決まっています。 L=35.5〜39.5mm。 ヘックスソケットで是非揃えておきたいと思いました。
 サイズは、6/8/10mmの3サイズ、バイク弄りには一番出番のあるサイズです。 セットで揃えても盆栽状態になる可能性大です。(笑)

 ニ平面幅(6mm)は、計測してみると5.970〜5.976mm、PBより、一回り細い感じです。 差し込み部分の太さ18.6mm、PBより一回り太い。
 KTCのエクステと組み合わせてみると、流石に同じ会社同士で、一本の棒の様になります。
こってるな〜と感じるのは、差し込み口の太さが、6mmは8mm・10mmより細めになって、PBと比べるとスマートに感じます。 また、差し込み口のまわりまは、油の付いた指で触っても滑りずらいように、2本の溝と仕上げがざらざらしています。
ニ平面幅のブレが少ないことから、技術は優秀です。 是非、ボンダスの様に寸法公差に拘って欲しいものです。

 KTCのヘキサゴンビットソケットを改良してみました。 いけそうです。興味がわいたらここへGO。  
首下ショートL型レンチ
BONDHUS SBLX9MB
2010.11.5 購入
 PBLX9Mは柄が比較的に短かったので大トルク用に購入。 スタッビなので限られた場所でも活躍してくれるはずです。
 
 ボンダスボールポイントについては、メーカーで詳しく解説されています。 小サイズボールポイント加工は難しいそうです。 アサヒと比べてみると確かに ボンダスの方が丈が小さくなっています。 ちなみに、メーカー説明では、ボンダスボールポイントのことを精度の代名詞と称しています。

 仕上げを確認すると、滑らかさも素晴らしい、WERAなんて、ごつごつです(苦笑)
 上記の事に付いて気になったらここ見て下さい。

 ニ平面幅(6mm)は、計測してみると5.996〜6.000mm。
 小口の仕上げは、ボンダス社のPBLX9Mより落ちます。 同じ会社でなんで違うの(怒) アサヒと同等くらい(苦笑)
 刻印を見ると、字体や刻印の深さが、なんとバラバラ、アメリカって感じです(^^ゞ 一番下のあるのはアサヒで、こちらはいい仕上げです、流石に国産。  
ボールポイントヘックスビットソケット 1/4sq
2010.11.30購入 コーケン  2011M.50 6mm 2011.12.10、5mm買い足し

差し込み部分の外径が12mm、長さは50mm、保証トルクは35N・M 先端は、ボールポインです。
この工具は、角度も付けられるので、狭小な個所で活躍します。 ボールポイント付で1/4sqというのはなかなかありませんでした。
 ネプとの組み合わせがよろしい。 差し込むとぴったりとしています。
 写真の左下にアップ写真を合成してあります。 見ると判りますが、サイズが大きく刻印されていて、さっとチョイスしやすくなっています。 コーケン製も良いものですな〜。
L字型ヘックスレンチ ロング
BONDHUS BLX9MB 2011. 2.24購入
PBと最後まで迷いましたが、首下の長いBONDHUS社にしました。 カタログ比で判断しましたので、もし勘違いでしたらご容赦願います。
首下に拘った理由は、首下をつまんでくるくると回すことが多いので長い方が回し易いからです。
その他に、BONDHUS社の特徴である高トルクのプロテニアムTM、高耐蝕性のプロガードTM、それと、ボンダスボールポイントがお気に入りです。


改 スタッビヘキサゴンビットソケット

BT3の6mmをばらしてみたところ、差し込み口の大きさが6.35mmなのです。
つまり、写真のようにPB等のビットを差し込みOK、自分は、5mm、6mmをPBとドッキングさせました。 高さ:50mm→45mmに低くなります。
ちなみに、左から2個目までは、BT3の10mm、8mmです。 これいいですね〜。 微妙な高さもいい! PBとKTCのコラボ!

ボンダスボールポイント
作業効率を上げてくれるのが、ボールポイントです。
ボンダス社の説明を見ていて、ある事に気が付きました。

「小さいボールポイントの加工は、非常に無ずい・・・・。」
上記のようになります。

このねじには、アサヒのL型レンチだけを使ってきました。
2個並べた右側ねじの赤矢印部分(ねじの差し込み口の肩)が丸まって見えますね、左側のねじは対比の為に並べて有ります。  あまり使っていないので、まだ丸まっていません。

 原因は、ボールポイントの丈が高いL型レンチで、六角穴の深さが浅いねじを何度もまわしていると、工具の掛かりが浅いので、ねじの肩を丸めてしまうわけです。

 ボタンねじって結構使ってあるから、ボールポイントの丈も気にした方がいいでしょう。
 ちなみに、左側から、アサヒ、ボンダス、WERA。
参考
6角棒レンチのJIS規格では、6mmのニ平面幅は6.00〜5.95mmです。 ボンダス社は、5.996〜6.000mmですから、 6mmに極直近、拘りを感じます!





【このページのTOPに戻る】
inserted by FC2 system inserted by FC2 system