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2度目のエンジン完全OH
エンジンを下す迄 走行距離71000km 2016.08.11(木曜)〜2016.8.28(日曜)
夢を持つことは大事です。目下の目標は、夢の北海道ツーリングです。今年はその前年なので、エンジンをばらし、軸受けまでで交換することにしました。
実は、この年の4月23日にロースピードで、ハイサイドを起こしてしまい。肩を軽く痛めてしまい、2〜3月で治るだろうとほっておいたのですが、年のせいかなかなか治らず整骨院に行きました。
捻挫だろうとという事でした。転倒後、4月近くなり、9割復帰まで来ました。ま〜、完全に治してから。、エンジンOHとと思っていたら、、、、
またまた、燃料ポンプが動かなくなってしまった。
バンクアングルセンサーの端子間電圧を計ると、バッテリー電圧がありません。どうやら、ワイヤー自体が弱って漏電をしているのかもしれません。
思い切って、最後のOHを開始しました。
ちなみに、第1回エンジンOHは、51,800km、2012年7月から開始していました。
構成
今回のOH用に用意した部品は、5年くらい前からコツコツと代えそろえてきました。月賦払いの様なものです。
1、エンジン下し前の作業
2、エンジン下し
3、ブレーキ一式交換・メインワイヤーハーネス交換
4、ヘッドを外す前にやる事
1、エンジン下し前の作業
写真左:バンクアングルセンサーの端子間電圧を調べているところです。黒・白-緑がバッテリー電圧となるはずですが、約0.5V程、バッテリー電圧より低く11.7V。
赤・白-緑間が電圧測定不能でした。正常時の記録では、0.425Vです。
写真右:初日の2016.08.11(木曜)は、カウル外し、エンジンオイルの排出、クーラントの排出迄です。
2016/8/13 開始後2日目
写真左:シートロックのワイヤーとリアへのポジション球級への配線
写真右:リザーバータンクの配管など
写真左:鏡面加工をしたエキゾーストのポートです。分厚くカーボンが付く部分ですが、綺麗な焼けて白色でした。黒い部分は、鏡面加工が甘かったのかもしれません。
写真右:2日目の2016/8/13、リヤフェンダ、前後のエキパイを外した。
2016/8/14 開始後3日目
写真左:燃料のレベルインジケーター交換
写真中:燃料ポンプ交換
写真右:エアクリ回りの配管
写真左:ワンウエイバルブ回り
写真右:3日目は、タンク外し、エアクリ外しまで。昨日無理をしたようで、50肩が痛くなった(泣く。この日は軽くで終了
2016/8/16 開始後4日目
写真左:スロットルボディーの配管やインジェクターのハーネスも新品にした。
写真中:スロットルボディーを外すとこんな感じ。
写真右:サーモスタットを外すとこんな感じ。 サーモスタットのケースとサーモスタットも新品にし、サーモスタットへの配管も新品にした。
ノックピンは自作の工具で外した。 アンカーボルトを利用した。
この他にも、スイングアームのピボットボルト、リヤタイヤ、リヤアクスルナットも緩めた。 この日は、五十肩がまた痛くなったので、午後4時に終了(>_<)
2016/8/17 開始後5日目 帰宅後、軽くやった
ACジェネレーターカバーを開けると、フライホイールがあります。 フライホイールの中央に右ねじが切ってあり、そこにSSTをねじ込み、SSTをハンマーで叩いて外します。
2016/8/18 開始後6日目 帰宅後、軽くやった
写真左:左の袋を被ったクラッチ板は、4万km走行時のもです。一番奥と奥から2枚目のクラッチプレートの厚さを計測したら、伴に2.5mm、
右側は、3.1万km走行した物で、同じ位置を計測したら、伴に2.6mm。 走行距離の違いはきっちりと出ていました。
写真右:フライホイールロックナットを外したら、Rクランクケースのクラッチのロックナット、クランクパルスジェネレーターのボルトを緩めた。
次に、クラッチアウターの右側に有るスタータクラッチAssyを外します。
写真右:赤矢印も外します。ついでに、カムチェーンガイドの固定ボルト4本と、オイルポンプドリブンボルトも緩めておきます。
2016/8/20 開始後7日目
写真左:使用した液体パッキンです。ストレートで求めました。
特徴
オイルやガソリンにも耐え、高温耐久性にも優れたハイロマーエアログレードです。非常に延びが良く薄い膜を形成します。
この膜は乾燥しても硬化しないので、分解時の除去も容易です。
写真右: エンジンサブハーネス6Pカプラ 外します。
写真左:左カウルステー
写真中:右カウルステー外し
写真右:ウオーターポンプ外し、ポンプは交換します
2016/8/21 開始後8日目
写真左:赤丸のファン用コネクター外し。
写真右:レギュレートレクチャファイヤーも逝っていましたので交換です。
写真左:左右ラジエーター外し
写真中:左オイルホースステー外し。
写真右:右オイルステー外し。
写真左:サイドスタンドを外すには、赤線ねじを外します。
写真中:ドリブンフランジ内にあるダンパーも交換
写真右:ブレーキパイプに使われているねじは総じてくそ固く締まっています。
この日の為に備えた、ネプロス ブレーキパイプレンチNMSZ-10です!!
パワーフィットでナットを傷つけにくくなるように、設計されています。
この日は、ブレーキパイプの外す段取りをどうするか悩んでしまって、予定していたエンジンダウンまではできませんでした。
写真左:赤まる2個のボルトを外してリヤブレーキキャリパを外します。
写真中:リヤディスクも交換新品は6mm、7.1万km走行後は、5.5mm
2016/8/23 開始後9日目の晩
写真左:写真は既に外してありますが、トルクロッドや、赤矢印にあるベアリングホルダーを外します。
緑矢印にある、クッションリンケージを外します。同時に、クッションを吊ってる固定ナットを緩めます。
写真右:ベアリングホルダーです。中を芯状ベアリングをグリスアップします。 素人は、なかなか此処までは、やれないでしょう。(^◇^)
2016/8/24 開始後10日目の晩
写真左:クッションアームプレートです。 この部品は、必ず、L側プレートの内側がすり減ります。片持ちのせいかもしれんせん。
リヤクッションを外します。
写真右:ここまで来て、やっと、スイングアームが外せます。
2016/8/25 開始後11日目
写真左:ギヤシフトリンケージカバーを外す。
写真右:ジェネレータが逝っていました。約3.1〜4万kmでダメ
写真左:ギヤシフトリンケージカバーを開けて、ギヤシフトスピンドルを抜きます。
写真右:右のは、以前外して取っておいたものです。 軸径を計測したら、古い方がましでしたので、使うことにした。
これで、やっとエンジンを下せます。
忘れやすいので記録です。赤丸部分!
2、エンジン下し
写真左:キリンジャッキやスタンドジャッキ、パンタジャッキを利用した自作ジャッキ、エンジンクレーンを駆使して下しました。
ジャッキアップの高さは、前輪をGHより20cm、キリンジャッキは、最大でした。
3、ブレーキ一式交換・ワイヤーハーネス交換
2016/8/26 ・27 OJH開始後11〜12日目
写真左:我VFR800は、2004年式です。 13年目になります。 ブレーキパイプはゴムなので、全て交換します。
写真中:リヤブレーキマスタ、マスターへの配管も全て交換
写真右:フロントブレーキマスター交換。フロントのブレーキ用配管も一式交換した。
ワイヤーハーネスも交換。
写真左:リヤ側ハーネス
写真中:メインハーネス、一番太い部分!!
写真右:メインハーネスは枝分かれて、レギュレートレクチャや、ダイレクトインジェクション等に繋がっていきます。
写真左:クラッチマスター交換
4、シリンダーヘッドを外す前に
2016/8/28 OJH開始後13日目
写真左:温度センサー(緑)やウオータージョイント(黄色)
写真右:ウオーターホースジョイント2個と繋がっているパイプも外します。
カムパルスジェネレータ(赤)、オイルプレッシャSW(青)、エンジンサブハーネス(緑)
も外す。
Fエンジンの2次空気供給リードバルブも交換、古くなると、アクセルオフで、ばたばたと排気音が乱れる。
リヤは、ヘッドカバーと一緒に交換。
以上で、いよいよ、エンジンをばらすが、その前に、点火時期を確認しましょう。
3TDCの時、3番のカム山両方とも内側、3番のEXギヤRE・INギヤRI
↓
1回転と90度右へ回す
↓
4TDCの時、3番のEXギヤ▲、Inギヤ▲、4番カム両方とも外側、INギヤFI、EXギヤFE
↓
半回転と90度右へ
↓
3TDCの時、3番のカム山両方とも内側、3番のEXギヤRE・INギヤRI, 4番INギヤ▲▲、EXギヤ▲▲
↓
1回転と90度右へ回す
↓
4TDCの時、3番のEXギヤ▲、Inギヤ▲、4番カム両方とも外側、INギヤFI、EXギヤFE
以上を確認しましょう。
写真左:3TDC時4番、In側、Ex側ともに、▲▲が外側。
写真中:3TDC時1番カム山 、尚、3番はカム内側
写真右:3TDC時2番カム山
写真左:4TDCの時、3番のEXギヤ▲、Inギヤ▲です。
写真中:4TDC時1番カム山
写真右:4TDC時2番カム山 、4番カム山外側
シリンダヘッドへGO !!
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