VFR 800〜シートレール交換

走行距離42,200km 2011.08.27


【バイク部屋へ】

2009.5.2に榛名山へ出かけ、帰宅時に転倒事故を起こしてしまい大変な思いをし、一時は落ち込んだことが有ります。  退院後、バイクは自力で直しましたが、どうも気になることが有りました。
今回は、重い腰を上げて修理することにしました。
患部は、シートレールだと思っていました。 外見上の現象は、ほんの少しリアの泥除けが曲がっていることと、 シートレールにマフラーが少し接触している点が挙げられます。
その他にも、中古のマフラーを付けようとするとマウンティングボルトがマフラーの穴とずれて入りませんでした。


写真左:写真では判りませんが、ほんの少し振り下げと泥除けのセンターがずれています。

写真右:シートレールにマフラーが少し接触している。


構成
1、注意点
2、交換した部品たち
3、ばらし篇
4、組立
5、作業を終えて


1、注意点
タンクを外すことに伴い、ブリーザーチューブを外します。 外したままにしておくと、後からガソリンが噴出してくるのでペットボトル等で受けておきましょう。



2、交換した部品たち

 写真左:新品のシートレールです。 8月から値上がるので、購入しておきましたが、高かった。福沢3人+野口、バイク用品って、、、

   写真右:再塗装した、ヒートガードです。この部品は大変錆びやすい部材を使ってあるようで、新品を買ってもすぐに錆びます。W〜
     ヒートガードの左側に見えるのはフットブレーキです。 

3、ばらし篇
最初にリアカウルを外します。そして、、リアフェンダA、バッテリへと外していきます。

配線類もごちゃごちゃしてしているので、記録しておきましょう。
    バッテリーはプラスを外してからマイナスです。 組み立てる時はその反対です。


忘れやすい配線類を記録しておいたら、↓  ↓  ↓  



写真左:シートロックを外すには、抜け防止に写真の指先にある金具が有りますので、先ずこれを抜きます。 抜くには、向かって右側にスライドさせます。

写真中:抜け防止金具を外したら、ロックを裏返しにすると、ワイヤーの太鼓が出てきてワイヤーが外し易くなります。 太鼓を外したら、リテーナからロックを抜きとります。




写真左:ステップを外したら、ばねがごちゃごちゃしているので、写真を取っておきましょう。 

写真中:走行距離42200kmのフットブレーキの軸を受ける部分の状態です。 中に段差が有ったので交換しておきました。
    中は、テフロン加工の様な感じになっていますが、結構擦れていました。
    また、以前ばらした時に判ったのですが、工場で組み立て時には、グリスアップされていません。でも、ステップホルダー側にグリスだまりが設けて有りますので、たっぷりとグリスを塗布しましょう。

写真右:次はマフラーです。 写真のソケットボルトの他に、エキパイとのジョイントにもマフラーバンドが有るので、忘れずに。


お次は、タンク外しです。↓  ↓


写真左:タンクの元は、この様なヒンジが有ります。 ゴム製のヒートガードと合わせて外しますので向きを忘れないようにしましょう。

写真中:外したタンクは残り物の発砲スチロールなどで受けておきます。 燃料パイプは外すと面倒な事になるので、有り合わせのラックでOKですので、用意しておきましょう。

写真右:注意事項に書いたとおりです。後からガソリンが噴出してくるのでペットボトル等で受けておきましょう。
     タンク内の燃料は灰色のチューブを差し込んでる方から噴き出します。 ピンクのパイプは間違いです。


ここまで来たら、やっとリアフェンダBを外せます(^^ゞ ↓  ↓  


リアフェンダBを外します。 フェンダーを裏から見ないと見えないソケットボルトで固定されています。 このソケットボルトを外します。

写真右:写真のマウントボルトが2本あります。こいつを外して、やっとリアフェンダBを外せます。



もうここまで来たら、後少し、シートレールを固定している上下のねじを外すだけです。

写真の様にレンチを回そうとすると障害が有るので、こんな時はフレックスソケットレンチが活躍します。 この工具はSnapOn製のFNH100といいます。 柄がソフトで気に入っています。
自分の場合、本締めされたねじをソケットレンチで一気に緩めます。 スピンナーハンドルを使う場合は、本当に慎重に緩めたり閉めたりする必要がある場合です。
いちいち工具を交換するのがめんどいから(笑)



4、組立

 ここまで来たら、シートレールを交換できます。 外すボルトは3本あるので、上段側を抜いたら、+ドライバーを借りに差し込んでおいて、その後、下側のシートレール固定ねじ2本を外します。
でも、このままだと新品のレールがぶらぶらなので、ここでも、下側のボルトの穴に、ドライバーなどを差し込んでおきます。
これで、最上段のねじ穴からドライバーからボルトに入れ替えます。

結構大変ですね  滝(^^ゞ 後は、リアフェンダBから組み立てていきます。


外す時はすんなり外れるけど、組立の時に入りずらいのがリアフェンダBです。 
リアのブレーキ配管が当たってリアフェンダBが収まりずらいのです。 斜めに押し込んでやるとなんとか入ります。 無理せず、すこしづつ押しこんで下さい。

それと、リヤフェンダBには、写真の様な切りかきが左右に2個所あるので、忘れないようにはめ込みましょう。





作業を終えて
 マフラーが入った時は、やったーと喜びました。 やはり、転倒した時にシートレールをゆがめていたようです。
 こけると金がかかります(泣く)
 それと、今回マフラーを交換しました、中古ですが上物です。排気音は古い方と大差が有りませんでした。 やはりSUSで出来ているので丈夫なのでしょうね。


写真は、外したシートレールです。曲がりを確認できるかと観察しましたが、良く判りませんでした。 しいて言うなら車体とのジョイント部分の高さが若干違うかな〜といった程度でした。

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